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定食のテッパンメニュー、豚の生姜焼きは美容に良いの!?

  • 2016.12.23
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時計の針が12時を回り、サラリーマンで賑わう町の定食屋さん。
それを横目にオシャレなOL女子達はお野菜たっぷりのカフェ飯に夢中・・・と思いきや、周りの空気に合わせてるだけで中にはガッツリな揚げ物や丼がいいなぁと指をくわえてる切ない同調女子もいるはず。絶対いるはず。流行に乗れてる自分が好きなのであって目の前の流行ってるものは実際そこまで好きじゃないかもなんて日常茶飯事なはず。さぁ声をあげよう!
「ねぇ、豚の生姜焼きが流行ってるらしいよ。」

■豚肉には脂肪燃焼効果のある栄養素がたっぷり。

ダイエット中のお肉のチョイスといえば鶏肉か豚肉が定番。高タンパク低カロリーなイメージの鶏肉に対して豚肉は「痩せやすい体質になる栄養素」の多さで勝負!
チェックすべきはビタミンB1とカルニチン。
ビタミンB1は糖質を分解しエネルギーに変える重要な栄養素。運動時だけでなく、頭や神経を使う時など代謝に深く関わっているので、ダイエット時には積極的に摂取したい栄養素です。代謝アップにはビタミンB1。ふむふむ。
そしてカルニチンには脂肪の燃焼を促進する効果があります。豚肉のカルニチン含有量は、なんと鶏肉の約7倍!脂質を摂取しながら脂肪を燃焼ってなんだか不思議な気持ちだけど、太る原因の多くは糖質の方。やはり敵は炭水化物です(泣)。一緒に食べるお米は(これまたビタミンB1が多く含まれる)玄米にするのがオススメ。

■生姜には代謝アップやむくみ解消効果。

生姜といえば体を温めてくれるイメージ。生姜に含まれる『ショウガオール』という成分が血液をサラサラにして血行を促し、体を温める効果が期待できると言われているわけです。
そして血行がよくなることで代謝が上がり、脂肪を燃焼しやすい体になるというわけだ。豚肉と合わせたら最強じゃないかという気がしてくる。
さらに血行がよくなると余分な水分を排出しやすくなるため、むくみや便秘解消にも効果が期待できるのだ。さすが生姜先生。漢方として古来から親しまれてきただけあるなー。

■定食は食べ順ダイエットがしやすい。

いきなり炭水化物から食べると太るんです。食べる順を『野菜やお味噌汁→タンパク質(魚やお肉)→炭水化物』の順にするだけで血糖値の急上昇を防げるし吸収される順序も野菜からになり、同じ内容でも太りにくい食事と変わるのです。定食は必ずお味噌汁や副菜がついてるからそれがしやすいわけだ。例えば同じカロリーでも菓子パンを食べるよりこの順で食べる食事の方が断然太りづらいってこと。一口目にお米を食べたい気持ちはグッとこらえてゆっくりお味噌汁からすすることをオススメします!

和定食っていいよねぇ。体のことを気遣えるオシャレ女子なら、揚げ物系の定食は避けて焼き魚やお刺身定食、そして豚の生姜焼き定食を選びたい、そんな今日この頃。

小鳥遊 しほイラストレーター、コラムニスト、フードコーディネーター、モデルとして活躍。美容師免許・調理師免許・ダイエット検定1級をもつ。雑誌やネットコラムの連載をはじめ、ブランドコラボやトークイベントの出演など幅広く活動。著書「くまっているのはボクなのに。一問一頭」(KADOKAWA)が好評発売中。

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