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忘年会シーズンの味方! 飲み過ぎや二日酔いに効く食品3つ

  • 2014.12.1
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【男性からのご相談】

これから忘年会シーズンを迎え飲酒の機会が増えますが、お酒に弱く、翌日は二日酔いになることが多いです。付き合い上、断ることもできず、場の空気を壊したくないので飲まざるを得ませんが、翌日の仕事を考えると気が重いです。何か対策はないでしょうか?

●A. アルコールに良いとされているものを食べましょう。

こんにちは、ご相談ありがとうございます。国際中医薬膳師の坂本雅代です。

翌日の仕事のパフォーマンスが落ちてしまうのは問題ですよね。今回は二日酔い対策になる食べ物をいくつか取り上げてみます。

●二日酔いの原因

アルコールが体質的に合わない、という方もいると思いますが、よく耳にする『アセドアルデヒド』という成分が酔ってしまう原因で、それを代謝する酵素が少なかったり足りなかったりすると、いわゆる“お酒に弱い”という体質になります。二日酔いは自分が保有する、代謝する酵素が飲酒量に負けてしまったという状態です。

●日本人は酵素が少ない?

この酵素が低い比率は、

・中国が41%

・韓国が28%

・西欧州、中東、アフリカが0%

となっており、日本人は4割が酵素が弱く、4%の人は全く持っていないそうです。相談者さまは酵素が弱い体質なのかもしれませんね。

●二日酔い対策3つ

●(1)柿

昔から柿は二日酔いに効くとされていますが、これは柿に含まれるタンニンがアセトアルデヒドの分解を促進するからです。ビタミンCも含まれており、糖分で血糖値を回復してくれます。また、タンニンは胃の粘膜を収縮させてアルコールの吸収を阻害する働きもあるので、飲酒前に食べると二日酔いの予防になります。

そのほか、緑茶にもタンニンが多く含まれています。

●(2)牡蠣

牡蠣にはタウリンが豊富に含まれています。タウリンはアルコールの分解速度を速め、弱った肝臓を再生し、肝臓の解毒作用を高めます。ただし、タウリンは熱に弱いため、生食、もしくは出汁も一緒に取れる料理がおすすめです。

タウリンは牡蠣のほか、アサリやイカ、タコなどにも多く含まれます。お酒のおつまみの参考にしてください。

●(3)鉄観音烏龍茶

烏龍茶の中でも脂肪を分解する力が一番強く、アルコールによる肝臓病の予防にも効果があります。お酒を飲む前に濃いめの鉄観音を飲むことをおすすめします。

そのほか、お酒と同量の水を飲みながらアルコールをなるべく早く体外に排出するというのも効果があります。

せっかくの楽しいお酒の席、泥酔して体調が悪くなったり、周りの人に迷惑をかけたら台無しです。自分の飲酒のキャパを把握するのも大切なこと。ぜひ楽しいひとときを過ごしてくださいね。

(ライタープロフィール)

坂本雅代(国際中医薬膳師)/大手エステティックサロンを経て独立起業。エステティシャン歴は13年となり、これまでに男女延べ1万人以上を施術。内側からの健康へのアプローチとして東洋医学との融合を目指し、国際中医薬膳師を取得。漢方を使ったお茶やスイーツをサロンで提供するほか、中医学の考えに基づく季節や体調に合わせた養生法などを提供中。現在は施術の他、エステ講師、日本オイスター協会理事として活動中。

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