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季節到来! 今しか食べられない仙台の極上「せり鍋」体験。

  • 2016.12.16
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「蔵の庄」特製の出汁とシャキッとした歯ざわりのセリが魅力。

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身も心も芯から温めてくれる冬の美食探訪の第二弾は、知る人ぞ知る仙台名物「せり鍋」の名店をピック。独特の香りとシャキシャキとした食感がたまらない。

今の時期しか食べられない店主自慢の仙台せり鍋。

創業30年を迎える「蔵の庄」は、市内に3軒の店舗を構える仙台きっての居酒屋。唎酒師の選ぶ美味しい地酒と、囲炉裏でじっくり丁寧に焼き上げる旨みたっぷりの料理を目当てに連日なじみ客で満席。幅2.4mと仙台でも有数の大きさを誇る囲炉裏には、石巻産の金華サバや仙台名物の厚切り牛タンなど、選りすぐりの海山の幸が串に刺されて並ぶ。

この季節に絶対味わって欲しいのが、11月中旬から2月末までの期間限定メニューの「仙台せり鍋」。名取市や石巻市などの地元農家が丹精込めて育てた新鮮なセリを、根から葉の先まで丸ごとふんだんに使用。調味料をベースにサバ節、宗田節、昆布をブレンドした特製出汁が絡み合い、何とも言えない美味しさだ。シャキッとした歯ざわりと独特の香りを存分に楽しみたい。

蔵の庄 総本店

仙台市青葉区中央1-8-38 AKビル4F

TEL/022-268-2488

http://kuranosho.jp

朝採りのセリと鴨の見事な取り合わせ。

セリの生産が全国トップクラスを誇る宮城県。中でも県内の7、8割を生産する名取市のみずみずしい朝採りのセリを使った極上のせり鍋が食べられるのが居酒屋「佗び助」。シャキシャキした葉と太くどっしりとした根を、旨みの詰まった出汁で食べる。セリに合わせるのは鴨。鴨肉を入れて、旨みが出汁に溶け込んだ頃に茎を入れ、続いて葉の部分を投入。セリ独特の苦みが鴨の脂をさっぱりとさせて、いくらでも食べられる。

せり鍋を世に広めた立役者として、一度は行っておきたい店。女将が、秋田ではセリの根を天ぷらなどにして食べることを知り、名取の名産であるセリを根まで丸ごと使った鍋料理を考案したとか。この鍋を食べるだけに、冬の仙台を旅しても満足度はかなり高そう。

居酒屋佗び助

仙台市青葉区立町6-16

TEL/022-217-8455

http://wabisuke.style.coocan.jp

名湯・秋保温泉の湯守を務める伝統と格式の宿。

仙台市内にある秋保温泉は、およそ1500年前、当時の天皇の病を癒したことから「名取の御湯」と称えられ、有馬温泉や道後温泉と並ぶ日本三御湯に数えられる名湯。その湯守を代々務め、伊達政宗公の湯浴み御殿として栄えた宿が「佐勘」だ。 

泉質は、良質の弱塩泉、あたたまりの湯といわれ、市内で遊び疲れた体を癒すには最高だ。季節の柑橘類を浮かべた「かんきつ湯」、女性限定の「バラ湯」、香りが優しい「ひのき湯」に、名取川を眼下に望む源泉かけ流しの露天風呂など充実の温泉。リニューアルの際にはフィンランド発祥の「ロウリュ・サウナ」を新設。歴史だけでなく常に新しいもの取り入れ、時代に合ったおもてなしを心掛ける。今年5月に仙台で開催されたG7財務相会議の際に、各国の要人を迎える宿に選ばれたのも、この宿のもてなしの評価の高さが伺える。

仙台 秋保温泉伝承千年の宿 佐勘

宮城県仙台市太白区秋保町湯元

TEL/022-398-2233

FAX/022-398-2168

料金/1人1泊(2名1室利用・朝食付)16,000円~(2016年12月現在)

http://www.sakan-net.co.jp/

料理人集団が目の前で調理する贅沢な朝食ビュッフェ。

名湯で癒された翌朝は、朝食ビュッフェ「プレミアムモーニング」でエナジーチャージ。ビュッフェと言っても料理が並ぶだけでなく、料理人もずらっと並んで目の前で調理してくれる。しっとりふわふわの厚焼き玉子、香ばしく網焼きされた干物、ゆでたての野菜など「好きなもの」を「作り立て」で味わえるのだ。洋食派には、好みの具材を選んでオリジナルのサンドイッチも作ってくれる。温め直したものではなく、作り立てがいかに美味しいかを実感。 

その料理職人集団を率いるのが料理長冨永正夫氏。仙台黒毛和牛や名物牛タンに加え、秋保の山から湧き出た澄んだ水で作られた秋保米など、食の安全にこだわる料理長が選んだ質の高い食材を揃え、巧みな職人技で提供している。

参照元:VOGUE JAPAN

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