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金沢で味わう、石川のソウルフード。真似したくなる、シンプルなお鍋「とり野菜」

  • 2016.12.12
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「とり野菜みそ」は、石川県では知らない人はいないと言われる「まつや」の調味味噌です。この味噌を使ってつくるシンプルなお鍋は、まさに石川のソウルフード。この「とり野菜」をいただけるお店が金沢にあると聞いて、さっそく訪れてみました。

石川県民なら誰でも知っている「とり野菜みそ」

金沢市中心部から車で10分ほど金沢港方面へ向ったところ、桂町南交差点に「まつや 桂店」はあります。

「とり野菜みそ」とは、石川県かほく市に本社がある「まつや」が販売する調味味噌です。初代当主が、日本海を往来する北前船の船員たちが船上で食べていた鍋の味を再現しようと考案。昭和34年の創業以来、石川で広く親しまれる味となりました。「とり野菜」の「とり」は野菜や栄養をたっぷり「摂って」ほしいという初代当主の思いが込められています。

そのまつやの直営レストランは、金沢市内では「まつや 桂店」の1店舗だけ。店内は小上がり席とカウンター席があり、ランチタイムには地元の会社員などで賑わいます。店主の岡本さんご夫妻は、ここ桂店で28年、その前の店舗でも10年「とり野菜」を提供し続けています。その38年で地元ではすっかりおなじみの味となりましたが、「こんなに県外の方にも知られるようになるとは」と最初は驚いたそうです。

白菜と鶏肉だけのシンプルな鍋

「とり野菜」(540円)を注文すると、たっぷりの白菜と、朝おろしたばかりの新鮮な鶏肉、水、「とり野菜みそ」がのったお鍋が運ばれてきます。

いたってシンプルですが、シンプルだからこそ、味噌のおいしさ、白菜のおいしさがじんわりと口の中に。ご飯(漬物付き・大216円、中162円、小129円)もすすみます。お好みで玉子(54円)につけて食べてもおいしいですよ。

味噌の旨味を最後まで楽しめる「雑炊セット」

「とり野菜」のしめは「雑炊セット」(ご飯・玉子・味噌・薬味付き、大324円、中270円、小216円)を。おいしい「まつや」の味噌の旨味を最後まで堪能してくださいね。

旨味たっぷり、やわらか〜い「とり皮煮」

ぜひ一緒に試してみたいのが「とり皮煮」(270円)。旨味のある親鶏の皮を、丁寧に脂身をとって下味をつけ、1〜2時間かけてじっくりと煮込んでいます。とてもやわらかくて、味もよくしみているんですよ。トッピングされた練り辛子との相性も抜群です。 「まつや とり野菜みそ」は、石川県内のスーパーや金沢駅のお土産ショップなど、どこでも購入することができます。いろいろな具材をいれてももちろんおいしいですが、鶏肉と白菜、豚肉と白菜など、シンプルな組み合わせでも十分。焼肉や野菜炒めの調味料として使ってもおいしいですよ。「まつや 桂店」で出会った地元に愛される味をご自宅でもお楽しみくださいね。

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