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目の前でとろ~りあつあつチーズをかける“ラクレット”が人気。千駄ヶ谷の肉バル「ADONE」

  • 2016.12.8
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千駄ヶ谷にある「ADONE(アドーネ)」は、産地直送のおいしい肉料理やチーズがとろけたラクレットなどを楽しめるカジュアルなバル。ここの厨房に立つのは、パスタの本場であるイタリアや国内の有名店で修業を重ねたシェフです。

気どらない雰囲気が魅力

JR千駄ヶ谷駅から大通りをまっすぐ進んで約4分。通りに面したビルの2階に「ADONE」があるので、さっそく階段を上りましょう。

店内に入ると、ぐるりと壁を囲うように飾られたワインボトルに目を奪われます。外光をたっぷり取りこむ大きなガラス窓や、オレンジのやわらかな間接照明の明かりが心地いい空間です。

大衆食堂“トラットリア”をイメージしたバル

イタリア語で“イケメン”を意味する語“Adone”。開店当初はパスタ(麺)バルだったことから付けられた、遊び心あふれる店名です。そしてオープンして2年経った2016年から“肉バル×ラクレットチーズのお店”に生まれ変わりました。

ここではシェフの多彩な発想から生まれる、イタリアンベースの料理を味わえます。「素材がもつおいしさを感じてほしい」という思いから、牛や豚、シカなどの肉はすべて、国産や国内の牧場から仕入れる上質なもののみを使用しています。また鎌倉や三浦半島の契約農家から直送する、フレッシュな野菜もこのお店の自慢です。

週替わりにも注目。イタリアの伝統料理をどうぞ

レギュラーメニューはもちろん、季節の“旬”を堪能できるアンティパスト(前菜)や肉料理、パスタなどが各3~4種、毎週登場するのも「ADONE」の大きな魅力のひとつです。

今回頼んだのは「エゾジカのインパデッラ」(2280円)と「ラクレットチーズのヴァルベリネンツェ」(1280円)。赤ワインソースで焼いた肉は赤身部分がジューシーで、シカ肉特有のえぐみはまったくありません。“ヴァルベリネンツェ”はイタリア郊外の伝統料理で、オニオングラタンスープのような味わい。ここでは初めて見るような郷土料理にもきっと出会えますよ。

チーズ好きの憧れ料理“ラクレット”にうっとり

もうひとつの名物料理は、スイス産チーズ使用の“ラクレット”。直径約30cmもあるチーズを半分にカットしたら、切り口を専用オーブンで10~15分かけてあぶります。ぐつぐつ…と音を立て、チーズの香りが店内にふわ~っと広がるころ、温めたラクレットチーズをそのまま客席に運んでくれます。

ここからがラクレットの一番のお楽しみ。スタッフが目の前で溶けたチーズをナイフで削り、スキレット(鉄鍋)にのせた肉料理や野菜の上にかけてくれます。つい見入ってしまいますが、チーズをかけて数分間のうちは、食感や風味のおいしさが段違いとのこと。濃厚なチーズはソーセージや北海道産ポテトとの相性もばつぐんです。

おしゃれな肉料理や本格派ラクレットが自慢の「ADONE」、女子会にもぜひおすすめです。

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