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防災グッズも必須!? 小中学生の子どもを電車通学させるときの注意点4つ

  • 2016.12.5
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朝の通勤電車に、制服姿の小中学生が乗っているのは決して珍しいことではありません。

電車通学の子どもたちですが、よく観察するとその様子はさまざま。ギュウギュウ詰めの車内でじっと耐えている子、問題集や宿題をやっている子、空いた座席に突進してドカッと座り込む大人顔負けの子、 疲れ切っているのか口を開けて眠り込んでいるような子もいます。子どもながらに苦労している姿が垣間見えますね。

さて、読者の中には新年度から電車通学をさせる予定の親御さんもいることでしょう。中でも、新小学1年生をお持ちのご家庭はちょっぴり不安なのではないでしょうか。

ついこの間まで手を繋いでママのそばを歩いていたような子が、ひとりで駅に行き、ひとりで改札を通り、ひとりで電車に乗らなければならないのです。心配になるのも無理はありません。

トラブルを避けるためにも、可能な限りの対策を取ってから臨みたいですよね。

今回は既にお子さんを電車で通学させているご家庭から、電車通学の注意点を教えてもらいましょう。

●(1)マナーやトラブル対応を教えこんでおく

回答してくれた親御さんのうち、ほぼ全員があげていたのがこちら。「実際に通学を始める前から、乗車マナーやトラブル時の対応を教え込んでおいた 」という意見です。

『ホームや車内ではふざけないこと、ドア付近など邪魔な場所には立たないこと、手すりにつかまってしっかり立つことなどを徹底的に教え込みました。他人が不快にならないための重要なマナーというだけでなく、万が一のときに自分自身の身を守るためでもある ということも強調しておきました』(40代女性/歯科医師/私立小学校3年男児の母)

『お友達に会っても大声で話さないように釘をさしておきました』(30代女性/主婦/私立小学校1年女児の母)

『不審者がいたとき、途中で具合が悪くなってしまったとき、事故などで電車が止まってしまったときの3つのケースを想定し、どう行動したらいいのか案を出し合いました。親が一方的に教えるのではなく、一緒に考えることが大切 ですね』(40代女性/主婦/国立小学校1年男児の母)

『途中下車せざるを得なくなったときや、間違えて乗り過ごしてしまったときのために、途中駅やいくつか先の駅などにも降りてみて、一緒に構造を確認しました』(40代男性/公務員/国立小学校4年男児の父)

●(2)携帯電話を持たせておく

万が一のときすぐに連絡が取れるよう、お子さんに携帯電話を持たせているという声も多く上がりました。

『申請しておけば、携帯はOKの学校です。ほとんどの子が持っています』(40代女性/自営業/私立中学校2年女児の母)

『普通のスマホを持っている子もいるようですが、わが家では高校まではキッズ携帯と決めています 。LINEなどの無用なトラブルは避けたいですし、GPSつきなので何かあったときには助かります』(30代女性/主婦/都立中学2年男児の母)

ただし注意しなければならないのは、災害時のこと。

回線がパンクしてしまえば、携帯電話はつながりません。そのため、公衆電話についても教えておく必要があります。

『今の子って公衆電話の使い方を全く知らない んですよね。「テレホンカードが入らない!」と騒いでいるので見てみると、うちの息子は受話器をあげずにカードを入れようとしていたんです。設置場所を教えるだけでなく、使い方も練習させてやりましょう(苦笑)』(40代男性/会計士/私立小学校3年男児の父)

●(3)自動改札通過サービスを使う

鉄道会社が提供している“自動改札通過通知サービス”もあります。これは、ICカードを使い自動改札を通過すると、その情報が親あてにメールで届く ものです。

『遅延などがあるといつもの時間にメールが来ないので、すぐに気づきます。そういうときはこちらから子どもの携帯に連絡することができるので、いざというときには安心ですよ』(40代女性/主婦/私立小学校1年女児の母)

●(4)防災グッズは厳選して持たせる

震災に備えた対策も、決して忘れてはいけません。

とはいえ、何種類もの防災グッズを常に持たせるのは非現実的。本当に必要になりそうなものを厳選するのがポイントです。

『有事のときは自動販売機も使えないので、水筒は一年中持たせています 。もし学校にいる間に飲みきってしまったら、学校の給水器で補充するように言ってあります』(40代女性/主婦/私立中学校2年男児の母)

『東日本大震災のときに最も役に立ったのは、LEDつきのキーホルダー だったそうです。街中が真っ暗になってしまった中で、灯りを持っているのは非常に心強かったとのこと。信号機も消えてしまったそうで、道路を横断するときにも役に立ったとか』(40代男性/金融/私立高校1年生男児の父)

『定期券ケースに、家族の待ち合わせ場所を書いた紙を入れてあります 。「大きな地震があって困ったときは、駅員さんか近くの大人にこれを見せなさい」と教えています』(30代女性/通信/私立小学校2年女児の母)

『ホイッスルは、生き埋めになったときに居場所を知らせるためにとても重要なもの。制服のベルト通しにつけ、肌身離さず持ち歩かせています。逆にランドセルには防災グッズは入れません。一刻も早く逃げなければならないときは邪魔なので、迷わずその場に捨てていくようにと伝えてあります』(30代男性/企画/私立小学校5年生女児の父)

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いかがでしたか?

今回のインタビューでは、どのご家庭でもさまざまな工夫をこらして対策をしていることが分かりました。

これから電車通学をさせる予定の方は、どうぞ参考にしてみてくださいね。

●文/パピマミ編集部

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