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バカにしてる!? 「上から目線」だと言われる人と言う人の心理

  • 2014.11.28
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【ママからのご相談】

高校生、中学生、小学生の3人の子どもがいます。小学生の末子のママ友たちと会話している中で、何か言うと決まって一人のママに、「それって、上から目線じゃない?」言われてしまいます。もちろん、気心が知れている間柄なので、「そんなつもりはないよ~」と返してはいるのですが……。最近、嫌気がさしてきました。この気持ち、どうしたらいいのでしょうか?

●A. “上から目線”……あまり重く受け止めないで下さいね。

はじめまして、こんにちは。藤じゅんです。

ここ数年、身近でも、ネット上でも人を批判する言い方としてよく聞こえてくるフレーズですね。言われた方は傷付くことでしょう……。

これは通常、言われた側、言った側の双方に原因が隠れていると思いますが、今回は言われた側に何の悪意もないことを想定して考えてみたいと思います。

●“上から目線”、言われた側と言う側の気持ち

今回のご相談内容のケースから以下のような気持ちを推測できると思います。

【“上から目線”と言われた方の気持ち】

・意見を求められたので応えただけなのに、そういう風に捉えられてがっかりしてしまった。

・何でもかんでも、「上から目線」と言われるなら、もう話したくない! ムッとしてしまう。

【“上から目線”と言った側の気持ち】

・仲が良いので軽い冗談を踏まえて言った

・あまりにも、強い口調だったのでそう感じた。

・相手に対して多少の劣等感があった

・自分の方が年上というプライドがあった

とまぁ、この様な感じでしょうか……。

●実は、「上から目線」と言う人にはこんな気持ちが隠されてる!?

今回はママ友同士の間で交わされたケースですが、このようなことは、どんな環境でも起こりうることです。

心理学博士である榎本博明氏は著書の中で、親切心から発せられた言葉に対して“上から目線”を口にする人の心理をこのように教えてくれています。

『相手が親切で言ってくれたという解釈よりも、相手が優位に立ってものを言ってくるという解釈に重きを置いている。ゆえに感謝の気持ちなど湧くはずもない。アドバイスをしてくるという姿勢が、こちらに対する優位を誇示しているように感じられてならない。だから、ムカつく。バカにするなと言いたくなる。そこには、親切心から言ってくれた相手の思いに対する共感がない。

そもそも相手の方が経験も知識もはるかに豊かで、こちらにアドバイスできる立場にあるといった認識や敬意が欠けている。あえて上位・下位、優位、劣位といった図式を用いるとしたら、アドバイスをしてくれた上司や先輩の方が上位・優位に立っているのは、否定しようのない客観的な現実である。その現実に基づいて、親切心からアドバイスをしてくれた相手に対して、「こちらに対して優位を誇示している」ように感じる。そこに見え隠れしているのは、“見下され不安”である』

榎本博明氏は、またこうも述べています。

『現代は年長者だからといって尊敬される時代ではありません。そしてまた、“上から目線”の立ち位置は、単に年齢によって与えられるのではありません。では、何によって与えられるのか。それは、仕事上の知識やスキル、人生経験など、実質的に部下や後輩、未経験者よりも優れたものを持っていることによって与えられる』と……。

こういったことを、あらかじめ分かっていると“上から目線”と言われても気にしなくてもいいと思ってはこないでしょうか?

また、“上から目線”が口癖になっている人は、簡単に連発しない方がよいと思い始めてきませんか? なぜなら、その背後には“劣等感”が見え隠れするのですから……。

今回のご相談者さまの気持ちの緩和のお役に立てたらうれしく思います。

【参考文献】

・『「上から目線」の構造』榎本博明・著

(ライタープロフィール)

藤じゅん(カウンセラー)/二男二女(双子)の母。海外で出産した下3人は年子で双子。バリバリのキャリアウーマンになるはずだったが、出産・夫のニューヨーク転勤に伴い子育て中心の海外生活(6年間)を経て帰国。子育てを充実させている中で、幼稚園のママ達のストレスを目の当たりにし、末子である双子の卒園を機にカウンセラーの資格を取得。以後、「ママの心の健康が大切」「ママが楽しければ子どもは幸せ」「夫婦は家族の原点」「夫との会話のススメ」「子どもが不登校になったら……」「子どもが反抗期の時は……」等、ママとなった女性の心のケア、結婚前の女性の相談に力を入れている。しかしながら、近頃は男性からの相談を通して「男性側の視点」も大切にしながら、どんなに小さい問題点も疎かにせず、専門分野外の「対人関係の悩み」に老若男女問わず、幅広く対応している。