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「まだオムツ?」不用意な言葉にレッドカード! おねしょのNGワード

  • 2016.12.4
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なかなかスムーズにいかないことも多いトイレトレーニング。日中はきちんとトイレに行けるのに、夜だけはおねしょを繰り返してしまう…というケースも多いようです。

じつは、夜寝ている間の排尿はしつけだけで改善できるものではありません。おねしょが減らない、夜のオムツを外すことができないという原因のひとつにはパパ、ママの焦りの言葉、祖父母の不用意な発言があるかもしれません。

© milatas - Fotolia.com

■「夜だけオムツ」になってしまうのはなぜ?

昼間はきちんと自分からトイレに行けるのに、夜はおねしょしちゃう…。それには、子どもの体の機能の発達が大きく関わっているそうです。

朝まで尿をぼうこうにためておくには、その分ぼうこうがきちんと発達している必要があります。また、夜間の尿をおさえるためには、抗利尿ホルモンの分泌量も影響しているといわれ、これらは本人の気持ちでコントロールできるものではありません。だから日中のトイレトレーニングのように、しつけではなかなか改善することができないのです。

■「もう年長さんなのに」はNG

抗利尿ホルモンは、精神的な負担やストレスによって分泌が乱されてしまう可能性があります。ママが焦ったり叱ったりすると、子どもにとってはストレスに感じてしまい、かえって夜のオムツがいつまでも外れない…なんてことにも。

「またおねしょしちゃったの」「もう年長さんなのに、まだできないの!」といった言葉は使わずに。「夜だけオムツ」は子どもの体の機能の問題であるため、ママも焦らずに成長を待ちましょう。「いつかはオムツが外れる」と、開き直るくらいの気持ちで見守ってあげたいですね。

■「おねしょしちゃうから起きて」はNG

夜のおねしょばかりが気になるところですが、大事なことは普段の生活を見直すことから。まずは健康的な生活の基本、早寝早起きからはじめてみませんか? そして日中は公園で走り回ったり、ボール遊びしたりと、たくさん運動をさせてあげて。

いっぱい遊べば、ぐっすり眠ることができるので、熟睡で増加するといわれる抗利尿ホルモンも増えていきます。夕食後は無理のない範囲で水分を控えて、眠る前のトイレを習慣にして。

また、おねしょさせないように、夜中に起こしてトイレに連れて行っている家庭もあるかもしれません。じつはこれはNGなんだとか。強制的に起こしてしまうことで、眠っている間に分泌される抗利尿ホルモンが抑制されてしまうから。さらにぼうこうが尿をためるまえに起こしてしまうことで、その成長を遅らせてしまうこともあるそうです。

冬は寒くてママもトイレが近くなったりします。それは子どもも同じ。夜眠る前には、お風呂で温まる、湯たんぽなどを使って布団を温めておくなど工夫してあげましょう。

■帰省での祖父母の「まだオムツしているの?」はNG

年末年始の帰省や旅行のときなどは、「おねしょをしたらどうしよう」と自宅にいるときよりも心配になりますよね。普段布パンツで寝かせている場合も、不安ならそのときだけオムツにしてもOKです。オムツにすることで子どもも安心して、朝まで大丈夫だった、というケースも多いようですよ。

気をつけたいのが、「○歳なのにまだオムツなの?」「おねしょなんかしたらダメじゃない」といった不用意な祖父母や親戚からの発言。そんな言葉を子どもが聞いてしまったら、ますますプレッシャーになってしまいます。

そのためにパパ、ママが、帰省の前に祖父母に「おねしょは個人差があること、本人のがんばりでは改善できないこと、パパ、ママのしつけの問題ではないこと」を話をしておきましょう。

もしわかってくれなさそうなタイプの祖父母だった場合は、だれもみていない間にオムツにはき替えさせてあげる、オムツは持ち帰る、念のためおねしょシーツを持参するなどの配慮をしてあげましょう。

年齢があがるほど、おねしょをしてしまうと、子ども本人も自信を失ってしまいがち。ママが落ち込んだり叱ったりすることが、余計子どもを傷つけてしまいます。

知人のママは、子どもがおねしょをするたびに、「お布団干せて、気持ちいいねー」と笑っていました。だからその子はおねしょをまったく気にすることなく大きくなり、気がついたらおねしょが治っていました。

夜のオムツ外れは個人差がとても大きいものです。ゆったりとした気持ちで、時期を待ってあげてくださいね。

(かとうともみ)

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