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子どもを理系に育てる! 数字と楽しくふれあえる「さんすう」の絵本<絵本ナビ監修>絵本をえらぶ Vol.29

  • 2016.12.1
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© JenkoAtaman - Fotolia.com

「いち、に、さん、し…」教えてあげたわけではないのに、いつのまにか数を数えられるようになっていく子どもたち。数字が好きで「何でもかんでも数えたい!」という子もいれば、反対に「数えるのは苦手」という子もいますよね。そこで今回は絵本ナビ協力のもと、楽しく「かず」や「さんすう」とふれあえ、学びとなる絵本を選んでみました。

1、2、3どうぶつえんへ

作・絵:エリック・カール/出版社:偕成社

「1、2、3どうぶつえんへ」(絵本ナビ紹介ページ)

走る汽車の1両目にはゾウが1ぴき、隣の車両にはカバが2ひき…。後ろにいくほど動物の数が増えていく、字のない絵本です。たくさんの動物たちをのせた汽車が行きつく先は…? 数そのものへの興味が出てきたころにもぴったり。また、描かれた数字と動物の数が合っているか、自分で確かめられるようになった年齢のお子さんにもおすすめです。

かぞえておぼえる かずのえほん

作・絵:島田 ゆか/出版社:鈴木出版

「かぞえておぼえる かずのえほん」(絵本ナビ紹介ページ)

家の中のいつもの風景。そこから数えられるものを探すのが楽しい絵本。その数字はなんと1から100まで! 最後まで数えられなくても「〇〇はどこにある?」なんてクイズ形式で問題を出して、描きこまれたイラストをじっくり楽しむこともできます。少し大きな数が数えられるようになったら数が合っているかどうかを確かめるべく、挑戦させてみるのもいいですね。ものによって数え方が違うことも、この絵本なら自然に覚えることができます。

1つぶのおこめ

作・絵:デミ/訳:さくま ゆみこ/出版社:光村教育図書

「1つぶのおこめ」(絵本ナビ紹介ページ)

小学校低学年からの読み聞かせにおすすめの、ちょっと変わった「さんすうの昔話」です。もとになっているのはインドで昔から伝わってきたお話。自分のことしか考えないケチな王様に、ある提案をする女の子。それは、王様もびっくりの「さんすう」の知恵でした。数って不思議! と考えさせられる奥が深い絵本。異国の物語らしさを感じさせる、エキゾチックな挿絵も魅力のひとつです。

算数の呪い

作:ジョン・シェスカ/絵:レイン・スミス/訳:青山 南/出版社:小峰書店

「算数の呪い」(絵本ナビ紹介ページ)

「たいていのことは、算数の問題として考えられますよ」といったフィボナッチ先生のせいで、女の子の頭の中は朝から問題だらけ。まるで呪いをかけられたみたいに感じる不思議なお話のラストは、どうなるのでしょう。一部が大きく太字になったり、枠の中に入っていたり、文章の配置やデザインもおもしろい個性的な内容ですが、答えはちゃんと絵本のどこかにあるので安心してくださいね。

はじめてであうすうがくの絵本1

作・絵:安野 光雅/出版社:福音館書店

「はじめてであうすうがくの絵本1」(絵本ナビ紹介ページ)

「さんすう」といわず「すうがく」と表現してあるので「大きい子向けの本かな?」と思うママもいるかもしれませんが、仲間外れを探したり、背比べをしたりと小さなお子さんと一緒に楽しめる絵本。難しい計算式を見ながら覚えるのではなく、頭をやわらかくして考えることで「すうがく」の感覚をつかみやすくなる子も。「数を数えるのは苦手」なお子さんもクイズを楽しむうちに苦手意識を克服できるかもしれませんね。

小さなお子さんから小学校中学年程度のお子さんまで、幅広く「かず」や「さんすう」とふれあえる絵本を紹介しました。中には「少し難しいかな?」と思えるものもあるかもしれません。対象年齢に合った一冊をすすめてみるのも良し。動物が好き、謎々が好き、そもそも数字が大好き! など、子どもの好きなものにぴったりな一冊を選ぶも良し。「かず・さんすう」への興味を深める、キッカケづくりになるといいですね。

データ協力:絵本ナビ

(ウーマンエキサイト編集部)

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