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展覧会限定グッズの販売も♪ 『ムーミン絵本の世界展』が松屋銀座にて開催中

  • 2016.12.1
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日本にも多くのファンをもつ「ムーミン」。11月30日から松屋銀座で開催されている『ムーミン絵本の世界展 トーベ・ヤンソンの原作から、描きおろし新作絵本ができるまで』では、トーベのムーミン絵本の絵をパネル展示。また、トーベの世界観をそのままに最新のムーミン絵本を描き起こす、リーナとサミのカーラ夫妻の原画約80点を日本初公開。ショップでは本展のオリジナルの限定グッズも300点以上並び、ムーミンファンには見逃せない展覧会となっています。

世代を超えて愛されるムーミン

フィンランドの芸術家であるトーベ・ヤンソン(1914~2001)。ムーミンは、彼女が書いた童話に「ムーミントロール」として登場し、さらにはアニメーションやコミックスなどさまざまな形で世界中に広がっていき幅広い年代に愛されるキャラクターとなりました。

絵本から知るトーベ・ヤンソンの色の世界

意外なことにトーベが描いたムーミンの絵本は3作品しかありません。

モノクロで描かれている童話やコミックスとは違い、色彩豊かな絵本はトーベの個性的な世界観に触れられる貴重なものです。本展では3作品の絵を大きなパネルにして展示しています。

ムーミンの世界を引き継いだカーラ夫妻

ムーミンの物語は実は小さな子供向けには書かれていません。トーベ亡き後、彼女の世界観を引き継ぎ、赤ちゃんや小さな子どもでも楽しめるムーミンの絵本作家としてフィンランドの出版社が制作を依頼したのがリーナとサミのカーラ夫妻です。

カーラ夫妻は、幼いころからムーミンの大ファンで、トーベの世界観をそのままに最新のムーミンの絵本を描き起こしています。

なんだ、別の人が描いているのね、と思う人がいるかもしれませんが、その忠実さは目を見張るものがあります。

手描きのタッチを残した描線に注目

制作工程はとても手が込んでいます。

2人は、まず子供のころから親しんでいるトーベのオリジナル作品(コミックだけでも4000コマ以上)から2人で考えたテーマやストーリーのイメージに合うものを探し出し、その絵をリーナが模写しトレッシングペーパーに筆ペンで描き写します。

筆ペンで描くのは、線の強弱を大切にしているから。出来上がった下絵をサミがパソコンに取り込み、線を修正して着色していきます。

制作中に壁にぶつかった時にはいつも「トーベならどうするだろう?」と考えると答えが見えてくるのだそう。

こうしてオリジナル作品が持つ世界観に、2人の独自のユーモアを加えた作品が出来上がるのです。

本展ではカーラ夫妻の絵本の原画約80点を展示。同時に2人が下敷きにしたと思われるトーベの作品を探し、両者を並べてわかりやすく展示しています。

また、会場出口近くではトーベのオリジナルの絵と語りの映像『それからどうなるの?』を上映しているので、こちらもお見逃しなく。

展覧会限定グッズの販売も

展示会場を出たところには、思わず欲しくなるムーミングッズがいっぱい。

展覧会限定商品約300点をはじめ友達にもプレゼントしたくなるようなかわいいグッズや、12月5日発売の絵本『ちびのミイ、かいぞくになる?』(徳間書店刊)、『ムーミンママのハンドバッグ』(講談社刊)も先行販売しているので立ち寄ってみてくださいね。 © Moomin Characters ™

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