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お金の計算が苦手なママでもデキる「家計管理」のコツ3つ

  • 2014.11.27
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【ママからのご相談】

5歳の子どものいるママです。大ざっぱな性格のため家計管理が苦手で、毎月税金や保険の請求書が来るたびに慌てて支払いをしている状態です。将来のことを考えてほんどない貯蓄を殖やしていきたいのですが、大ざっぱな性格でもできる簡単な家計管理方法があれば教えてください。

●A. 家計管理のコツをご紹介します!

はじめまして、ファイナンシャルプランナーの小澤美奈子です。

家計管理の苦手なママからのご相談ですね。筆者もかつては家計管理ができず、ご相談者のママと同じような経験をしております。

でも大丈夫ですよ。今回お伝えする3つのコツをつかめば、ズボラママさんでも家計管理ができるようになるはずです。ぜひ参考にしてみてください。

●家計管理のコツ3つ

●(1)家計簿は必要?

「家計簿をきっちりつけなければ!」

家計管理のご相談を受けると、そのようなことをおっしゃる方は多々います。

確かに家計簿をつけることは家計管理の基本でもあり、お家のお金の流れを把握する意味ではとても大切です。ただ、実際家計簿が続かなかったり、付けてはいるが何にも活かせていない“付けっぱなし状態”になっている方を多く見てきました。

ではどのようにすればよろしいでしょうか?

この際、家計簿はつけない! という方法もありです。ただし現状を把握するために、少なくても“3か月”付けてみてください。

3か月程度つけることで、だいたいのお金の流れわかってくるはずです。今は簡単な家計管理ツールがネットやスマホで探せますので、まずは始めてみてください。

●(2)予算の振り分け

次にわが家のお金の流れが把握できたら“予算の振り分け”をしてみましょう。国や会社でも必ず予算を立てますよね。お家でも同じようにしてみましょう。

ここで大切なポイントは、あくまでも予算立ては“大ざっぱ”に行うことです。例えば以下の3つに大きく分けてみてはいかがでしょうか。

・a……食費、日用品、医療費、被服費などの変動費の予算

・b……居住費、通信費、水道光熱費や保険料などの銀行引き落としを中心とした固定費予算

・c……貯蓄するお金の予算

といったように、3~4つくらいの項目で、あまり細かくなり過ぎず大ざっぱな予算で大丈夫です。

この段階で一番大切なことは、貯蓄するお金は最初に分けておくことです。余ったら貯蓄する、ということでは絶対に貯まりません。そのためには給与天引きの財形貯蓄や自動引き落とし積立などを使うことをおすすめします。

あとは毎月予算内でやりくりすることを心がけ、ダメだった部分に関しては、翌月に活かしていくということを続けてくださいね。

●(3)ついつい慌てる特別支出の管理は?

次は皆さんが苦労している特別支出の管理方法をお伝えします。

特別支出とは、年払い生命保険料や固定資産税、アパートの更新料など、毎月ではないけれど定期的に来る大きな支払いのことを言います。その請求は本来、事前にわかるはずなので、この際、紙に書き出して年間計画表を作ってみましょう。

やり方は簡単です。1枚の紙に、「1月:生命保険料○○円、2月:車検代○○円……」といったように書き出してみましょう。そして、この紙は家の目に付きやすい場所、例えば冷蔵庫や毎日開け閉めする戸棚の扉の内側などに貼っておくと忘れることはありません。

特別支出のためのお金はボーナス時などに、必ず普段使う口座とは別口座に保管をしておきましょう。

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いかがでしたでしょうか。ズボラママにとって、いきなりあれもこれもと始めてしまうと続きませんので、まずは今回お伝えした内容で始めてみてください。ひとたびやってみると、自分なりのやり方や工夫ができるようになり、節約や無駄遣いに対する意識も高まってくるはずですよ。

(ライタープロフィール)

小澤美奈子(ファイナンシャルプランナー)/モットーは「人生、いつでも始めどき」。いくつになっても、チャレンジすること、ワクワクすることを続けていきたいママライター。約16年損害保険会社勤めをしながら、育児の合間にファイナンシャルプランナー資格を取得。医療事務、損害保険、証券外務員資格なども保有。現在はファイナンシャルプランナーとして、ライター・講座・相談業務等で活動中。趣味はバレエ・ヨガ、自然派志向の食生活を愛し、気軽に取り入れることができる「健康・美容・食事法」を実践。女性向け講座などでも披露する。

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