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PMSになりやすい食事がある!? 管理栄養士が薦める食習慣

  • 2016.11.30
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PMS(月経前症候群)とは、生理がの3~10日前に起こるイライラや頭痛など、心身の不調のことです。そのPMSになりやすい食事習慣があるという研究結果が、「British Journal of Nutrition」に報告されました。

320名の看護師を対象に、“健康的な食事”、“西洋的食事”、“伝統的食事”の3つの食事パターンを1年間比較した研究です。その中で一番PMSにかかりやすいという結果が出たのは、西洋的食事でした。

西洋的食事は、赤身肉、甘いデザート、高脂肪食といった先進国に多く見られる食事内容。伝統的食事は通常、精製していない穀物を中心に、新鮮な野菜を多く、肉が少ない食事を指すと考えられます。

つらいPMS、普段の食事が関わるとは気になるところですよね。そこで、管理栄養士である筆者がおすすめする食習慣についてお伝えします。

 

■甘いデザートはほどほどに

PMSになりやすいとされる西洋的食事で、筆者が一番のポイントだと感じたのが“甘いデザート”。心身の不調には血糖値の乱れが関わっており、甘いデザートとの関係は見逃せません。

特にお腹が空いた(血糖値が低い)状態で食べると急激に血糖値が上昇し、その反動で低血糖になる可能性が高く、イライラや疲れなどを感じやすくなります。

■主食は茶色いものを

PMSになりにくい食事のポイントは“精製していない穀物”。外食でも、主食を白米ではなく玄米や雑穀米が選べたり、パンも白いパンではなく全粒粉のものだったりしますよね。これは強い味方です。血糖値の安定につながりますよ。

■赤身肉はおすすめ

PMSになりやすいとされる西洋的食事に含まれる“赤身肉”ですが、筆者は逆におススメします。不足しがちなタンパク質と鉄を多く含み、PMSに良いと考えられています。

 

ひどい人だと月の半分以上が不調となるPMS、どうにかしたいですよね。少しの工夫が大きな変化となります。できるところからはじめていきましょう!

【参考】

食事パターンが月経前症候群と関係 – 美容経済新聞

【筆者略歴】

※ 海老沢直美 ・・・ 管理栄養士。スポーツ栄養、病院給食、特定保健指導を経て、現在は自身のPMSが食べもので楽になった経験を生かし生理前の不調(PMS)改善カウンセラーとして活動中。「食べもので、自分を最大限に楽しむ」がモットー。

 

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