1. トップ
  2. 恋愛
  3. 【奴隷からの解放】“彼女 ”から離れるきっかけとなった決定的瞬間

【奴隷からの解放】“彼女 ”から離れるきっかけとなった決定的瞬間

  • 2016.11.30
  • 354 views

【奴隷からの解放】“彼女 ”から離れるきっかけとなった決定的瞬間

文・小阪有花

【グラドルから保育園へ】

vol. 33

彼女の誕生会準備に呼び出されて……。

彼女から離れることとなった決定的瞬間。そんな日がやってくるなんて、最初は思ってもみなかった。

なにがあっても私が守ってあげる。私たちはお婆ちゃんになってもずっと一緒。最初の頃はよく言われていて、私は、誰かが自分の近くにいてくれる喜びをそのつど感じていた。しかし、いま聞けばこんな怖い話はない。お婆ちゃんになるまでこの女がずっといるなんて、まさに呪縛である。

呪縛から解放されたい思いが強くなるなか、その瞬間はやってきた。彼女の誕生日会の準備があるからと呼び出された私は、とりあえず彼女の家に行くと、そこには誕生日会の準備をするメンバーが何人か集められていた。そこで私はひとり、誕生日会の飾り付けの準備を要求された。仕事で疲れていた私は、なんで仕事帰りでこんなことを…と思わずため息をついてしまう。

その瞬間、その態度が気に入らなかったらしく、彼女は私にどんどん近づいて来ると、「むかつくんだよ、その顔が!」と怒鳴り、ビンタしたのだ。蹴りとばされ、まわりが慌てて止めにはいったからその場は収まったものの、私は、叩かれたおかげ?なのか、自分は虐待を受けている人間なんだと思い知らされた。

自分を守らなくては!

弱いものをみつけては、餌付けして、自分の私物かのように扱う人間。言うことを聞かなくなると暴力でものを言わせる。人間というのは、こんなにも恐ろしい生き物へと姿を変える。そんな事があるのかとショックを受けた。私は、自分が大嫌いだったが、殴られたことで初めて、「自分を守らなくては!」と強く思った。

私を守れる人間は私しかいない。私を守るために、この女から去らなくては。いま、この女から去らなくては、私はいつかこの女に殺される。そう、前みたいに。前にも、私はこの女に殺されかけたのだ。精神的虐待を引き寄せ、自殺に導かれたのだ。この女は、まずい。私はとりあえずその場を半意識状態でやりすごし、誓った。この女と会うのは、次が最後だと。

次は彼女の誕生日会。本当はそのまま離れようかと考えたのだが、もう去ると決めていれば、逆に恐ろしいものなどない。キリよく、彼女の新しいスタートの日に、祝いとして、私は消えてやろうと決めたのだ。

こさか ゆか/保育園プロデューサー

リバイバルミーティング代表。チャイルドカウンセラー、家族療法カウンセラー、幼児食インストラクター、ベビーシッター資格習得。 2004年ミスマガジングランプリを獲得し芸能界デビュー。グラビアアイドルとして活躍後、2009年に引退。現在は子どもの心スペシャリストとして活動中。