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冬の金沢で味わいたい♪ 老舗和菓子店の甘味処でいただく、自分でおもちを焼く絶品ぜんざい

  • 2016.11.30
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金沢のにし茶屋街にある「味和以(あじわい)」は、創業160余年の老舗和菓子店「諸江屋」が営む甘味処。自分で焼いた香ばしいお餅を、ふっくらつやつやに炊き上げられた能登大納言と一緒にいただく「能登大納言ぜんざい」が絶品です。

金沢の風情を色濃く残す、にし茶屋街の甘味処

にし茶屋街は、金沢の情緒が色濃く感じられる3つの茶屋街のひとつ。

出格子の美しい茶屋様式の建物が軒を連ね、趣あふれる街並みを形成しています。

にし茶屋街の入り口にある赤い暖簾の建物が、「落雁諸江屋・西茶屋菓寮」です。

落雁などの銘菓を販売している店舗の奥に、菓寮「味和以」が併設されています。

江戸時代末期の創業以来、160年以上にわたって金沢の菓子文化を築いてきた諸江屋のフラグシップ店として、2012年にオープンしました。

美しい庭の見える店内は、明るく落ち着いた雰囲気。

庭の緑を眺めながら、静かな金沢時間を楽しむことができる空間です。

七輪でお餅を焼きながらいただく「能登大納言ぜんざい」

甘味のメニューは夏季(6~9月)と冬季(10~5月)に分かれていて、夏季はかき氷、冬季は自分で餅を焼いて食べるぜんざいやお汁粉が楽しめます。

一番人気は冬季限定の「能登大納言ぜんざい」(800円)。炭火で餅に焦げ目をつけて、食べごろになったらお椀の中へ。網の上でぷくっと膨らむお餅を眺める時間も、楽しいひとときです。

小豆は石川県の奥能登地区で作られる大粒の能登大納言を使用。カリッと香ばしいお餅にふっくらと炊き上げた餡が絡み、落雁作りと同じ口溶けのよい和三盆を使用した上品な甘さが楽しめます。

急須で出されるたっぷりの加賀棒茶と、箸休めの塩昆布もうれしいサービスですね。

色とりどりの、かわいい落雁をおみやげに

店内では、江戸時代の末期から受け継ぐ伝統の製法で作られた、色とりどりの落雁が販売されています。

加賀友禅の柄のように美しい一口サイズの落雁を、小さなタンス型の箱に収めた「わび」は、金沢を代表するお菓子。引き出しを一段引き出すごとにワクワクする、おみやげにぴったりの一品です。

伝承の銘菓の他に、ココア味の落雁「La・Kugan」や、おとぎ話をモチーフにしたパッケージがかわいい葛湯の素「オトギクズユ」など、遊び心あふれる新しいお菓子も近年人気を集めています。

おいしい甘味とかわいいおみやげの揃った諸江屋・西茶屋菓寮で、金沢ならではの菓子文化を満喫してはいかがでしょうか。

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