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オレンジスイートの香りで計算ミスが減る!? 注目の「香育」の取りいれ方

  • 2016.11.28
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「香育(こういく)」という言葉をご存じでしょうか。香育とは、子どもたちを対象とした「香りの体験教育」のことで、公益社団法人 日本アロマ環境協会(AEAJ)が2001年より展開している活動のことです。香りを感じ取る嗅覚は、五感のひとつで、この香りが子どもたちに与える影響が注目されています。

© Africa Studio - Fotolia.com

■香りで計算ミスが減少!?

公益社団法人日本アロマ環境協会(AEAJ)が行った実験によると、オレンジスイート精油が、小学生の集中力に好影響を与える可能性が明らかになったそうです。

<実験方法>

対象:小学校6年生の児童38名(男子20名、女子18名)

精油:ペパーミント精油またはオレンジ・スイート精油

対照:精製水

嗅ぎ方:厚紙プレートに150μl(約3滴)落として30秒間閉眼で吸入。その後は机にプレートを置いた状態で百ます計算などを実施

評価項目:百ます計算(10分間)の作業数と誤答数、気分

<実験結果>

百ます計算の誤答数を比較した実験の結果、精製水を嗅いだ群(平均4.4)よりもオレンジ・スイート精油を嗅いだ群(平均値3.2)の方が、計算ミスが約3割少ないという傾向が見られました。

出典:公益社団法人 日本アロマ環境協会

さらに「イライラしていない」「頭がスッキリしている」などの影響もあるとのこと。オレンジスイート精油が、小学生に対して、より学習しやすい気持ちに変化させるという実験結果は、親にとってはうれしい情報ですね。

■家庭での「香育」の取りいれ方

全国のアロマテラピー専門店や百貨店で手に入るオレンジスイート精油を使って、家庭でも気軽に「香育」を体験することができます。オレンジスイート・アロマには、リラックスとリフレッシュの効果があるといわれていますので、子どもだけではなく、大人も落ちつく香りで、部屋が満たされます。

●部屋で香育を体験するには?

リビングや子ども部屋など、お子さんが勉強をする部屋に、さりげなく香りを吹きかけてみてはいかがでしょうか?

<使うもの>

・無水エタノール 5ml

・精製水 45ml

・オレンジスイート精油 3~5滴

①スプレーボトルに無水エタノールと精油を入れて、よく混ぜます。

②①に精製水を加えて、よく混ぜます。

③かおりの名前・作った日付を書いたラベルを貼れば、完成!

出典:公益社団法人 日本アロマ環境協会

なお精油にはプラスチックを溶かす成分も入っていますので、ガラス瓶を利用することをオススメします。

●手軽に香育を体験するには?

アロマライトやアロマランプなどの特別な器具、さらにはスプレーボトルがなくても、簡単にアロマの香りを楽しむことができます。

マグカップに熱湯を注いで、精油を2~3滴垂らすだけ。湯気とともに精油が空気中に拡散されます。普段使いのマグカップではなく、アロマ専用のマグカップを用意しましょう。

●外出先で香育を体験するには?

外出先でもアロマを楽しむことができます。これからはなんといっても受験シーズン本番です。家を出る直前、試験会場に入る前など、緊張してドキドキした気持ちを落ち着かせるために、オレンジスイートのアロマを使ってみてはいかがでしょうか?

方法は、ティッシュペーパー、ハンカチなどに1、2滴たらして、そっと嗅ぐだけ。甘くてさわやかな香りで、少し気分転換ができるのではないでしょうか?

思春期になると、進路や学業・プライベートの悩みなどで、ストレスを感じやすくなります。お子さんのストレスを軽減するためにも、勉強に適した環境を作り出すためにも、オレンジスイートの香りを家庭に取り入れてみてはいかがでしょうか。

(マムズラボ)

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