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野菜高騰ピンチを乗り切る! 4つの野菜不足解消法

  • 2016.11.27
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台風や秋の長雨などの影響で、秋口から野菜の価格が高騰中です。それでも家族の健康を考えると、食卓にはできるだけ野菜たっぷりのメニューを並ばせたいと思うのがママ心ではないでしょうか。

今回は、野菜が高い時期や、そもそも野菜があまり出回らない端境期(はざかいき)でも、野菜不足にならないように我が家が実践している工夫をお伝えします。

(c) JackF - Fotolia.com

■安定供給&栄養価たっぷり! スプラウト野菜たち

ブロッコリーやレッドキャベツのスプラウトや豆苗、アルファルファといった植物の「芽」は、からだにうれしい栄養がたっぷりつまっていることで知られています。

これらは季節問わず、安定価格で供給されるので、野菜があまり出回らないときの強い味方でもあります。

スプラウト野菜はサラダでいただくのはもちろん、おひたしやチャーハン、お味噌汁の具にしても◎です。

ちなみに、豆苗は根元を少し残して使い、トレイなどに入れてスポンジの部分を水で浸しておくと、また新しい芽がにょきにょきと生えてきます。

1パック買えば2~3回食べられてエコなうえ、ちょっとしたキッチングリーンとしても楽しめて一石二鳥。新しい芽がぐんぐん成長する様子を子どもと観察すれば、食育にもなりそうです。

■時短にもなる! 冷凍・缶詰野菜

冷凍のいんげんや枝豆、ほうれん草、ブロッコリーなども、野菜不足の時期に上手に取り入れていきたい食材です。

下ごしらえ済みのものがほとんどなので、必要なぶんだけ解凍して和え物にしたり、凍ったまま炒めものに入れたりと、調理時間の短縮になる点でも重宝します。

また、トマトやアスパラなどの缶詰も、生鮮野菜が手に入りにくいときのお助け食材です。

なかでもトマトは、栄養価が高くどんな料理にも使いやすいため、我が家ではオールシーズン大活躍。トマト煮込みやミートソース、カレー、スープ、鍋、変わったところでは餃子のタネなど、いろいろなメニューに応用できます。

小さなお子さんがいらっしゃるご家庭では、輸入の缶詰より紙パック詰のトマトのほうが、安心かもしれません。

■先人の知恵を拝借! 昔ながらの保存食

切り干し大根や干ししいたけなどの乾物野菜、保存が効く漬物といった、昔の人々の知恵がつまった野菜の保存食も、比較的安定した価格でスーパーに並んでいますので、もう1品野菜メニューを足したいときにぴったりです。

乾物の戻し水にもうまみと栄養が溶け出していますので、煮物の出汁などに活用を。

漬物の塩分が気になるなら、少量の塩を溶かした塩水に漬物を浸して、塩抜きするのもひとつの方法です。

■野菜のうまみも栄養も余さずいただく! ベジブロス

貴重な生鮮野菜は、できるだけむだなく使い切りたいものです。

そこで、野菜の皮やヘタ、芯などふだんは食べない部分を使って、野菜の栄養価を余すところなくいただける出汁「ベジブロス」をつくってみませんか。

つくりかたはとてもシンプルです。きれいに洗ったにんじんや玉ねぎ、大根の皮、ネギの青い部分、ピーマンの種など、調理のときに出る野菜くずを大きめの鍋に入れ、お酒を少量加えた水で20分程度煮て、ざるでこせばできあがり。にんにくやショウガなど、香味野菜を入れるとうまみがアップします。

つくったベジブロスはいつもの出汁のかわりとして使えます。スープや鍋はもちろん、味噌汁に加えるといつもと違う味わいに。使いきれないときは冷凍保存も可能です。

手に入れやすく、栄養価の豊富な野菜を活用して、生鮮野菜が高いシーズンを上手に乗り切りたいですね。

(コミヤ カホル)

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