ちょっぴり嫉妬のカーラ・ソッツァーニ所蔵の写真展。

アズディーン・アライアのアート・ギャラリーは、彼のブティックの脇の通りにある。今、ここで「Entre l’art et la mde（アートとモードの間で）」と題して、カーラ・ソッツァーニが所蔵する写真展が開催中だ。

アズディーン・アライア・ギャラリーは18番地の中庭にある。隣りにある人気のパティシエ、クリストフ・ミシャラックのブティックが目印だ。

いつもアライアのドレスやコートでパリコレ・スナップされているカーラ。アライアとの深い友情が、この展覧会の発端となっている。カーラはイタリアン・ヴォーグの臨時増刊号の編集長、イタリアン・エルの創始者といった経歴の持ち主で、1990年にミラノにカーラ・ソッツァーニ画廊を開き、コルソ・コモをオープンしたのはその翌年である。

彼女が40年近くかけて集めた写真から、今回は、パリ近代美術館のディレクターであるファブリス・エルゴが約70名の写真家の200点近い写真をセレクションしての展示。ラズロ・モホリ・ナギ、アルフレッド・スティーグリッツ、マン・レイ、アヴェドン、セシル・ビートン、ホルスト……ちょっと嫉妬してしまうコレクションといえるかもしれない。開催は2月26日まで。

左：ルイーズ・ダール・ウォルフ、1948年 ©Courtesy Stale-Wise Gallery, NewYork
右：ホルスト・P・ホルスト、1941年 ©Conde Nast

左：アーサー・エルゴートが撮影したアライアとナオミ・キャンベル、1987年 ©Arthur Elgort
右：リチャード・アヴェドンが撮影したマリリン・モンロー、1957年 ©The Richard Avedon Foundation

左：ウイリアム・クラクストンが撮影したルディ・ガーライヒの水着を着たメギー・マフィット、1964年。Courtesy Demont Photo Management
右：アリス・スプリングスが撮影したヘルムート・ニュートンとそのモデル、1976年 ©Alice Springs

「トゥルーへの手紙」、2003年 Bruce Weber

Galerie Azzedine Alaïa

18, rue de la Verrerie

75004 Paris

tel:1 42 72 191 9

開館 11:00～19:00

休）なし