そういうことか！かわいい子を紹介したのに男子がガッカリしてるワケ

「今度、3対3くらいでコンパしよう！かわいい子連れてくるからさ」という流れになること、ありますよね。ところが、これまで5,200件の恋愛相談を受けてきた筆者は、男性のお客様から「かわいい子を連れてくるからっていわれて、合コンをやったんですけど……実際は全然ダメでした」というコメントをいただくことがあります。

こんな結果になる理由は、男性が悪いわけでも、女性が悪いわけでもありません。ひとえに“かわいい”の感じ方の違いなだけで、男女差によるものが大きいなと感じます。今回のコラムでは、男のカワイイと女のカワイイの差についてお送りします。

 

■男の感じる「かわいい」

男目線の“かわいい”は、深い感情がこもる言葉です。まず、男というものは「弱いものを守ってあげなければならない」という気持ちが根本にあります。そうなると“かわいい”と感じる対象は女性や子供やペットなど、「自分が守ってあげなければならない」ものに対して使うことが多いです。

そういう対象の容姿、表情、仕草などのことを、基本的には“かわいい”と思うというわけです。女性に対して“かわいい”を使う場合は、相手に対する好意が含まれています。特に付き合っている女性に対しては、愛情表現のひとつになります。

 

■女の感じる「かわいい」

女性のいう“かわいい”は、男性ほど深い感情はなく、ノリや軽い気持ちで発する言葉です。見た目や形状など、視覚的に認識される対象についての表現で、人間やペットなどの生き物に限らず、モノや状態など、世の中の全てを対象とします。

男は愛情表現になりうるのに対し、女の場合は「どちらかというと好き」「趣味に合う」「自分のタイプ」など、少し客観的な感情となります。「このペットボトル、フタが可愛いよね「この服、可愛い！」などが例として挙げられます。

また、女性が複数集まると競い合って「かわいい！」と言い、その言い方によりあたかも自分がかわいいと錯覚し、しばらくその状態に酔うことがあります。その場合、彼女たちはは、なりふり構わず「かわいい！」を連発する場合も。

互いに「○○ちゃんはかわいいから、もっと男性を選ぶべきだよ！」「いや、あなただって、その髪型似合っていてかわいいよ！」のように、女性同士が共存するためのあいさつのような感じで使っているというわけ。

 

男性に対して「かわいい子を連れて行くよ」と伝える場合は、“男性が守ってあげたくなる雰囲気があるかどうか”を考えながら伝えると、“期待はずれ”となることは少ないでしょう。

逆に、あなたが全然かわいくないと思うタイプを「かわいい」と男性が言う場合は、守ってあげたくなる何かを、彼女が出しているということです。

【筆者略歴】

※橘つぐみ ・・・ 恋愛コンサルタント。つぐみ恋愛相談所代表。テクニックだけでなく、ポンポンッとうまくいく雰囲気も教えるコンサルや勉強会が人気。著書は『野性の勘で恋せよ乙女！』（講談社）『最終彼氏の見つけ方』（大和出版）他。

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※ Zadorozhna Natalia / shutterstock