1. トップ
  2. スキンケア
  3. 3つの「抗」で老けと戦う! アンチエイジング基本のき

3つの「抗」で老けと戦う! アンチエイジング基本のき

  • 2016.11.21
  • 6958 views

放っておくと肌の若々しさが失われちゃうってホント? 抗酸化

細胞老化の犯人の筆頭、「肌サビ」は見逃さずにケア

老化の原因として昔から知られている酸化。

「切ったリンゴが茶色くなるのと同じ現象で、肌細胞のダメージのきっかけに」(多田さん)

「酸化を引き起こすのは、紫外線や炎症で発生する活性酸素。この活性酸素を消去する抗酸化は、抗炎症、抗糖化とともに今のエイジングケア製品では標準装備されています」(岡部さん)

こんなコスメがオススメ!

A.抗酸化力の高いホワイトプラチナで肌にツヤ。

オバジ アクティブサージ プラチナイズド ローション 150ml ¥5000/ロート製薬

B.2つの液を混ぜて使い、抗炎症=未来のシミ、抗酸化=今のシミに作用。

イーブン ベター ダブル ブライト セラム 50ml ¥13500/クリニーク

C.美の司令塔タンパク質を活性化し、抗炎症&抗酸化を司る遺伝子をケア。

シュープリーム プラス トータルクリーム 73g ¥15500/エスティ ローダー

あらゆるエイジングの元凶は「炎症」だった!?抗炎症

弱〜い炎症がジワジワと肌をむしばむ!

最近よく聞く「炎症老化」という言葉。肌内部の目に見えない慢性的な炎症が、老化を引き寄せるとわかってきたのだ。「炎症は特に真皮の生まれ変わりに影響を与えます。シミの要因としてもマークされていますね」(岡部さん)

シワ、たるみ、シミとすべてのエイジングにつながるのだから、抗炎症ケアはVOCE世代には必須。

こんなコスメがオススメ!

A.実はこれも炎症ケア。メラニン生成を引き起こす炎症をカット。

HAKU メラノフォーカス3D(医薬部外品) 45g ¥10000(編集部調べ)/資生堂

B.隠れ炎症ケアがテーマのバームは、ミネラルとビタミンで鎮静。

TSUDA SETSUKO スキン バリア バーム 18g¥5400/ドクター津田コスメラボ

C.ローズの成分が炎症のもとになる物質を抑制。とろける感触も◎。

アプソリュプレシャスセル シルキー ソフト クリーム 50ml ¥32500/ランコム

肌色が冴えないのはメラニンのせいだけじゃないんです。抗糖化

加齢やUVで進行する肌の「コゲ」

「糖化=タンパク質と糖が反応する現象で、糖化したタンパク質は茶色っぽく、硬く変質。肌では角層や真皮のコラーゲンで起こります」(多田さん)

茶色っぽく硬くなるということは、肌がくすみ、弾力がなくなるということ。

「糖化でできた物質は分解されず、残りやすい点がやっかい。よって予防が肝心です」(岡部さん)

こんなコスメがオススメ!

A.カルボニル化に初めて注目した資生堂らしい一品。抗糖化、メラニン抑制、リンパ管ケアも。

バイタルパーフェクション S リフト クリーム 48g ¥22000/資生堂

B.糖化に加え、脂質によるタンパクの変質=カルボニル化にも働き、透明感を。DW10 ホワイト ユース フルイド(医薬部外品) 50ml ¥8500/パルファム ジバンシイ

C.肌の自浄サイクルを高める美容液は、糖化ケアもおまかせ。

B.A セラム レブアップ 40ml ¥13500/ポーラ

教えてくれたのは…

ビューティサイエンティスト岡部美代治さん

サイエンスに基づいた偏りのない目線で、化粧品に関する正しい情報を発信。『VOCE』ではスキンケア刑事として人気を集めている。

ポーラ 研究所
多田明弘さん 肌分析研究室 室長

ポーラ入社後23年、何千人もの女性の肌を実際に見て、エイジング悩みの解明に没頭。アリューなどケア製品の開発にも関わる。

撮影:藤本康介、取材・文:入江信子、構成:佐野桐子

の記事をもっとみる