1. トップ
  2. レシピ
  3. ダイエットの落とし穴…「和食が一番太らない」はウソだった!?

ダイエットの落とし穴…「和食が一番太らない」はウソだった!?

  • 2016.11.20
  • 40914 views

秋の味覚にはじまり、どんどん美味しいものが増えていく季節。冬太り対策のために夜はなるべく和食にしている、という人も多いはず。でもその和食がかえって冬太りを招くハメになるかも!?

今回はダイエットインストラクターの筆者が、そんな和食の落とし穴についてお教えします。

 

■煮物は最強の太りやすい料理

和食と言えば煮物。多くの野菜を使っていてヘルシーに見えますが、実は何よりも太りやすい料理なんです。

問題は煮物に使われている調味料。醤油、砂糖、酒、みりんにだし汁を使いますが、ほとんどの調味料が糖質ベースですよね。その上、煮物によく使われる野菜は煮崩れしにくいにんじんやかぼちゃ・いも類など糖質が多く、GI値も高いものがばかりなのが現実。味をよく染み込ませるほど美味しくなるので、美味しい煮物ほど調味料の糖質がどっぷりつかった糖質の多い野菜、ということ。

さらに煮物はご飯のおかずにぴったりだからこそ、ご飯という糖質がさらにプラスされる……という不の連鎖になるのです。

煮物に使う調味料は和食を作る上で必須のものばかりなため、甘辛い料理はすべて同じように太りやすいかもと思ったほうが吉。

 

■海外で人気のダイエット食、寿司も実は危険…

シンプルな刺身をご飯とともに食べる寿司。どうやっても太るわけないでしょう?と思いがちですが、やはりここでも白飯が問題に。

一般的な1カンは20g前後で、お茶碗一杯分のご飯を食べるとすると、約6カン程度。2カン1セットと考えると約3皿。大体の1人前は10カン前後でお茶碗2杯弱! しかも、酢飯には、酢だけでなく砂糖やお酒が加えられていますよね。そういう意味でもただの白飯よりも血糖値上昇リスクがあるということ。実際に酢飯を作ってみると、砂糖の多さにびっくりしますよ。

ダイエット中にどうしてもお寿司が食べたい場合は、高たんぱくのイカや貝類などの刺身を食べたり、茶碗蒸しやお碗などを先に食べてから握りを食べるようにして。

 

■脂があるからと青魚を塩焼きにするのはNG!

ダイエット中だと脂にも敏感になり、魚も刺身より塩焼きを選ぶことはありませんか?

もちろん、塩焼きにしたほうがグンッとカロリーは低いですし、一見ダイエット食に見えがち。しかし、青魚の脂は体にとって欠かせないすごく大事な脂で、足りなくなると花粉症や乾燥肌、アトピーを引き起こす原因にも。

さらに青魚の脂の成分は他で補うことが難しいもの。ダイエット中で食事制限をしていても健康や美肌にとって欠かせない脂なので、塩焼きよりも刺身を選ぶようにしましょう。

 

日本人にとってソウルフードの和食。世界で注目されている発酵食品も魅力的ですし、やはり私たちにとって一番落ち着く食事。側面だけで痩せるとか太るとか考えず、どうやって作られているかまで考えていくと、また一歩太らない食生活に近づけるはずですよ。

【筆者略歴】

※ 矢﨑 彩 ・・・ 女性誌を中心に各メディアにて美容ライターとして17年活躍中。「最新の正しい知識や情報と共にトータルビューティを叶える」理念の元、日本ダイエット健康協会公認ダイエットインストラクターとしてパーソナルケアやメディアでも発信中。

【画像】

※ MSPT / shutterstock

の記事をもっとみる