実はやればやるほどオバサン化!? プロが教える簡単すぎる「脱・老け顔」ケア

タイトルを見てびっくりされる方もいらっしゃるかもしれませんが、お肌に良いと思って行っているスキンケアの中には、実は老け肌に近づけてしまっているものもあるのです……。

雑誌やショーの世界で活動してきた筆者が、実は意外な落とし穴が隠されているスキンケア、特に老け肌にさせないスキンケアについて見直すポイントをお伝えしていきます。

 

■30代以降、ポイントリムーバーは絶対マスト！！

まずはこちら“ポイントリムーバー”。

使っていらっしゃらないという方は、即刻取り入れて下さい。基本的にポイントリムーバーは、目元と口元のクレンジングに使います。目元はお顔のお肌の中で1番皮膚が薄く繊細な部分です。皮膚が薄いため、血行不良が表面に見え、くまやくすみに見えたり、乾燥や年齢のシワが表面に出てきます。

この部分をどれだけ繊細に扱えるかが、老け肌にさせないキーポイント！ 強い摩擦によるダメージを受けた皮膚は、お肌のバリアゾーンを破壊し、どんどん皮膚に負担を与え、シワやくすみになっていくのです。そして、グリグリと擦りながらメイクを落とすことでたるみにもつながってしまいます……。

そこで、ポイントリムーバーをしっかり含ませたコットンで目まわりを優しく落としてあげること、そして限りなく少ない負担でメイクを落としてあげることが大切です。それから、30代以降はグリグリと目をこすらないように気をつけましょう。

 

◾︎口元にも正しいクレンジングを！

そして、口元も同様です。意外と気づきませんが、口元もとても皮膚が薄い部分。最近は、特に落ちにくい口紅が主流で、簡単なクレンジングでは落ちにくいというのもあり、くすみや乾燥の原因に。

落ちにくいということは洗顔でも落ちにくいということを忘れずに、ただでさえ年齢と共にくすんでくる口元を健康的に、美しく保ちましょう。

また、口元もしっかりとポイントリムーバーを含ませたコットンで優しく拭き取り、洗顔、保湿をしましょう。

■スキンケア時に気をつけるのは伸ばし方！

クレンジングだけではなく、もちろんスキンケアにも要注意ポイントが！ 特に注意したい老け肌にさせないポイントは伸ばし方。フェイシャルマッサージに行かれる方はご存知かもしれませんが、スキンケア時にもリンパの流れに沿い、写真のように内から外へ、そして上に引き上げるように伸ばしてあげることが大事です。頬や口周りを下げるような、リンパの流れに反した伸ばし方は避けましょう。

いかがでしたか？ 老け肌に見せないスキンケア方法は、まず落とし方から気をつけること。そして、せっかくお肌状態を良くしていく為のスキンケアの効果を妨げないようにしていきましょう。

【筆者略歴】

※ 小笠原彩 ・・・メイクアップアーティストとしてロンドン、NY、東京とランウェイや雑誌・広告のメイクを手掛けハリウッド女優顧客も持つ。2015年に美容プロデュース・コンサルティングの会社を立ち上げ、アジア方面での貢献事業、講演、商品開発も行っている。

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※ Lucky Business / shutterstock