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松山ケンイチ「子どもと何して遊ぼうかなっていつも考えています」

  • 2016.11.16

映画『聖の青春』は、“怪童”と呼ばれたプロ棋士、村山聖さんの29年間の生涯を描いた実話が原作。村山さんは、100年に1人の天才棋士と言われる羽生善治さんと、“東の羽生、 西の村山”と並び称されたほどの伝説の人物です。村山さんを演じる松山ケンイチさんにお話を聞きました。

村山さんの人柄については「生きることにも将棋にも、人に対しても自分自身にも、ものすごく正直な人だと思う」と松山さん。「僕もあんな風に動物的に生きてみたいと思いますが、それを社会でやってしまうと生きにくくなってしまうから……。でも憧れますね」

羽生善治役を演じた東出昌大さんとは、役の関係性から撮影中はほとんどしゃべらなかったそう。「東出くんは将棋が大好きで、もともと将棋にも羽生さんにも愛情が強かった。それが心の役作りになっているのか、モチベーションの高さがオーラとなってにじみ出ていました。実は僕はこの作品のヒロインは羽生さんだと思っている。同じ志を持った2人の関係、聖が羽生さんに抱く尊敬の念や憧れは恋愛とはまた違う意味での、ラブストーリーなんです。だから聖が羽生善治に恋い焦がれる感じも見て欲しいですね」

生涯、将棋に熱中し続けた村山さんですが、松山さんが今、熱中しているものは?

「家に帰ったら子どもと何して遊ぼうかな、って考えていることが多いですね。休みの日に出かけても、いつも自分の行きたい場所に子どもを付き合わせてしまうのでひどい父親だなとも思いますが(笑)。でも子どもと遊んでいるときは、何も考えていないからいい息抜きになっているんです」

プライベートでは父親の顔も持つ松山さん、同じアラサーの地元の女友達と話すとすればもっぱら、子どもの話なんだとか。

「子どもの話以外、僕には話題がないってことに気づいたときには愕然としました。だから結局現場でも子どもの話をしちゃう。どうでもいいわ、って思われているんでしょうけど(笑)。でも地元の女友達もそうですが、子育てしながら働いていたりして……何事にも 一生懸命な女性の姿は、アラサーに限らずどの世代でもみんなかっこいいですよね」

※『andGIRL』2016年12月号

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