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夫や義両親と同じ墓には入りたくない! いまから知っておきたいお墓のキホン

  • 2016.11.15
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お墓というとご先祖様が眠る場所…そんな、どこか遠いイメージがありませんか? でもいつかは自分も入る場所。自分はどのお墓に入るのか、夫は? 義両親は? 子供がいない場合は?

© monjiro - Fotolia.com

わからないことだらけのお墓のキホンをおさえておきましょう。

■誰がどのお墓に入るかはどうやって決める?

誰がどのお墓に入るのかということを定める法律はなく、家族や親戚との話し合いで決めることになります。ただ慣習では、長男長女が先祖代々のお墓を承継者として受け継ぎます。お墓を承継すると、そのお墓に本人とその妻や長子も入ることができます。

これまでは、長子以外の次男などは別のお墓を建てていましたが、最近では、お墓をひとつにまとめるケースも増えつつあります。つまり次男でも承継者の承諾を得て同じお墓に入れるということ。とくに子供がいない場合などはそのケースも多いようです。

また、長子と結婚した女性の場合、嫁ぎ先のお墓に入ることが一般的とされてきましたが、最近では必ずしもそうしない夫婦も増えてきました。「夫と同じ墓はイヤ!」「義両親と同じ墓には入りたくない」 という場合は、夫婦のお墓を別に建てたり、自身の実家のお墓に入ったりということも可能です。

■お墓っていくらぐらいするの?

あらたにお墓を建て、維持するためには、いくらぐらいかかるのでしょうか?

<お墓にかかるコスト>

・墓地の永代使用料(霊園や寺院などに支払う土地利用料)

・墓石代とその工事費

・維持管理費

お墓の値段は、一般的には「永代使用料+墓石で100万円~200万円ぐらい」が多いそう。ただし墓石の値段や立地、区画の広さなどで大きく異なります。永代使用料は安い場合で約30万円、都心の霊園では400万円以上というものも。維持費はお墓の管理費や掃除代などとしての設定が多く、公営や民営の霊園、寺院などによって含まれるサービスや料金はさまざまです。

ある地方では、公営霊園の場合は掃除なしで年間維持費が1,000~1万円、民間霊園では掃除代を含めて年間3~4万円とか。また、寺院の場合は、お墓の管理維持費としてではなく、だん家としての会費を支払う形が一般的。寄付やお布施などをあわせると、総額としては公営や民営より高額になるパターンも多いようです。

■子供がいない場合はどうなるの?

子供のいない夫婦や独身の人など、将来お墓を供養してくれる人がいない場合は、「永代供養墓」や「共同墓」という方法があります。

「永代供養墓」は、生前にお墓に入る人が費用を前払いすることで、お寺や霊園などが永代に渡り管理してくれるお墓のこと。「共同墓」は、親族以外の他の人と同じお墓に入って供養・管理していくものです。料金などは永代供養墓と同様のケースが多いようです。

お墓トラブルで多いのは、維持費を支払っていた人が亡くなり、承継者である子供がいなくなってしまった場合に滞納してしまう…というケース。滞納が続くと撤去のおそれだけでなく、膨らんだ滞納金を親族が請求されてしまうことも。「お墓の維持費を誰が負担するか」は十分に話し合っておくことが重要です。

元気なうちは想像もできないことですが、いつかは考える必要が出てくるお墓問題。自分がどのお墓に入りたいのかを実現させるためには、家族で一度ゆっくり話し合うことが大事です。また自分の希望をかなえるために、生前にお墓を用意する、遺言に書き記すといった用意も必要となってきます。自分はどこで永眠したいのかということを、一度ゆっくり考えてみてはいかがでしょうか。

(SARA)

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