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12月から変わる! 知っておきたい洗濯マークの新基準

  • 2016.11.13
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衣類などの洗濯方法や干し方などを示す洗濯表示。お気に入りの洋服を長く着るためにも、洗濯の際にはマークをきちんとチェックしておきたいですよね。その洗濯表示が2016年12月から新しく変わり、国際規格に統一されます。海外製品と統一されて便利な一方、マークの見方が分からなくて戸惑うこともあるかも。改正点のポイントをしっかりおさえておきましょう。

© Stockfotos-MG - Fotolia.com

■洗濯表示が、日本独自のものから国際規格へ

これまで、洋服などについている洗濯表示マークは、日本独自のものが使われてきました。それが今年12月からは国際規格と統一され、マークの形や種類も大きく変わります。

中には数字やアルファベットの意味など、パッと見ただけでは分からないものも。変更のポイントをおさえて、洗濯のときに慌てないようにしたいですね。

■洗濯マークは「おけ」に統一

洗濯に関するマークは、これまで洗濯機で洗えるものは「洗濯機」、手洗いが必要なものは「おけ」のマークであらわされてきました。新しいマークではこれらが全て「おけ」に統一。手洗いの場合は、たらいに手のイラストがプラスされています。

おけの中の数字は液温の上限をあらわします。また、おけに×がついているものは、洗濯処理が不可のマークです。

■漂白マークは三角形

三角フラスコのイラストであらわされていた漂白のマークは、シンプルな三角形に。斜線が入ったものは酸素系(非塩素系)漂白剤のみOK、×がついたものは漂白不可です。

■干し方、乾燥のマークは四角形

少し分かりにくいのが、干し方や乾燥に関するマークです。これまで、干し方に関しては洋服のイラスト、絞り方はタオルを絞ったようなイラストで表示されてきましたが、「自然乾燥」「タンブル乾燥」ともに、四角形のマークであらわされることになります。

四角形の中に棒がかかれているのが、自然乾燥に関する表示。縦棒がつるし干し、横棒が平干しをあらわします。それぞれ斜線が入っていたら陰干し、棒が2本ならぬれ干しとなります。

タンブル乾燥のマークは、四角形の中に丸があるもの。丸の中には点があり、点が1つなら排気温度の上限60℃、2つなら80℃をあらわします。×がついていたらタンブル乾燥処理は不可です。

■アイロンはイラスト通りでOK

アイロンのマークは、これまでとあまり変わらず、アイロンのイラストです。ただ、低・中・高であらわされていた温度が、点の数で示されることになります。点が多いほど温度も高くなるので、点が1つなら低、2つなら中、3つは高、と覚えておくとよいでしょう。

■クリーニングは丸の中にアルファベット

クリーニングの表示も、これまでと大きく変わります。丸の中に「ドライ」「セキユ系」などとかかれていたのが、「P」「F」「W」といったアルファベットに。

PとFはドライ、Wはウェットをあらわしますが、これは自宅での洗濯にはあまり関係がありません。「丸の中にアルファベットはクリーニング」と覚えておきましょう。

洗濯表示が新しくなるといっても、12月から全て一気に変わるわけではありません。移行期間のうちに、徐々に新しいマークに慣れていきたいですね。

▼消費者庁 洗濯表示(平成 28年12月1日以降)

http://www.caa.go.jp/hinpyo/guide/wash_01.html

(かとうともみ)

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