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白髪派も薄毛派も歓喜!魅惑のツヤ髪になれる食べ物

  • 2016.11.12
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早い人では30歳を過ぎたあたりから気になりはじめる白髪や薄毛。染めることはできますが、できれば根本的に解決したいですよね。

そこで今回は栄養学のテキスト監修も務める筆者が、白髪や抜け毛対策にお勧めの食材をご紹介します。

 

■1:そもそも髪は何でできてる?

髪は爪と同じように肌の角質層が変化してできたもので、主成分はケラチンというタンパク質。これが約80%を占めます。そして水分が11~13%、脂質が1~8%、ビタミン・ミネラルなどの微量栄養素が0.6~1%となっています。

角質層が変化したものですから、すでに死んだ細胞なので、一度傷ついてしまうと自分の力で修復することは基本的にはできません。

 

■2:白髪や薄毛になる原因は?

白髪の原因はメラニンの減少やメラノサイトの機能低下、過酸化水素の蓄積、成長ホルモンの減少などが挙げられます。

また薄毛にも共通していえるのは、加齢やホルモンバランス、ストレスなどがあります。一言に加齢といっても酸化や糖化の状態によって、同じ年齢でも大きな差ができてきます。

 

■3:白髪・薄毛対策にお勧めの食材

まず年中カロリーを気にしてダイエットをしている女性に多いのが、タンパク質の不足です。カロリーを気にするよりも、肉や魚、卵や大豆製品など、タンパク質を主成分とする食品をしっかり摂ることが健康な髪のためには大切です。

そして酸化を防ぎ、抗ストレス作用もあるビタミンCを多く含む食品、今の時期なら柿やキウイも積極的に摂りたいところ。

また、チロシンを増やしメラノサイトを活性化するためには葉酸、ビオチン、ビタミンB12などのビタミンB群、亜鉛や銅といったミネラルが必要なので、レバーやあさり、しじみや赤貝、納豆などがお勧めです。

この他にも、過酸化水素の分解を促進するセレンを多く含む豚レバーや魚貝類、ひまわりの種や卵、きな粉なとも意識して摂りましょう。

 

■4:何を食べるかと同じくらい大切なのは、どう食べるか

仕事がら、「この症状をよくするには何を食べたらいいですか?」という質問を多く頂きます。もちろん必要栄養素は摂らなければいけませんが、同じ食材を食べるにしても、慌ただしくバタバタと食べるのとゆっくりよく噛んで食べるのでは、体への吸収が全く違います。

慌ただしい食事は副交感神経が十分に働かないため、消化吸収率が悪くなりますし、よく噛まないことには胃腸の負担が大きくなり、やはり消化吸収率が悪くなってしまいます。

忙しい毎日の中でも、ずっとキレイで健康な状態を維持するために、食事はゆっくり穏やかな気持ちで摂って頂きたいと思います。

【参考】

※ 日本成人病予防協会 学術刊行物『ほすぴ』

【筆者略歴】

※ SAYURI・・・長年の医療業界での経験を生かし、健康管理士、食育インストラクター、心理カウンセラーとして執筆活動や講演活動をする傍らNPO法人予防医療推進協会の理事長も務める。

【画像】

※ gpointstudio / shutterstock

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