渋谷でゲリラショー!?TSUTAYAの挑戦に注目。

11月5日、週末の渋谷センター街で突如ゲリラファッションショーが行われた。舞台衣装のように立体的なドレスを纏ったモデルたちは、街のランドマークであるSHIBUYA TSUTAYAから中央のマック前までの道を闊歩。ダンサーが混じった目を惹くパフォーマンスに道行く人々は次々に立ち止まり、携帯カメラで撮影するなど、いつもとは違う表情のセンター街を楽しんでいた。

これは、伏見京子が主宰するファッションプロジェクト「The HAPPENING」の一環として開催されたゲリラショー。デザイナー発掘やサポートにより新たなファンションカルチャーの確立を目指しており、これまでにも街宣カーを使ったり、銀座線内でゲリラパフォーマンスをするなど様々な活動をしてきた。6度目の開催となる今回はSHIBUYA TSUTAYA全面協力のもと、世界有数の交通量を誇るスクランブル交差点からすぐのセンター街を舞台にしたショーが実現。

SHIBUYA TSUTAYA（6,7階）は、2020年のオリンピックに向けてファッションやアート、音楽など、様々なカルチャーの発信基地となるべくプロジェクト「NEST＝巣」をスタートする。清水店長は、月に1度の頻度で「NEST」の関連イベントを実施することを目標にしているそうで、「渋谷をもっと盛り上げたいので、街を代表する音楽とファッションというカルチャーの発信を店として積極的にやっていきたい。創造する側であるクリエイター、デザイナーに場所を提供し、彼らが大きく活躍したり、世界へ羽ばたいていってほしい。その意味で『NEST＝巣』というネーミングをつけさせてもらいました。今回の『The HAPPENING』さんとのタッグを皮切りに、新しいカルチャーの創造につながるような取り組みをしていきたい」と意気込みを見せている。今後は、ストリートミュージシャンがオフィシャルに演奏できる場所の提供を企画に着手しているという。

©yasu

GAGA愛用のヴィンテージ店「DOG」のバイヤー、衣装制作も行うデザイナー TAKUMAの作品。ドレスを覆うパイプはインパクト大。

©yasu

バンタン卒業後、山本寛斎事務所で勉強中のデザイナー VANESSA NAOMIの作品。着物地をハイブリッドしたテキスタイルや、真っ青なボディが注目を集めた。

©YAMA

日本が誇る巨大都市、渋谷の中心でアプローチ。

©YAMA

ゲリラショー後は、SHIBUYA TSUTAYA（6,7階）内でパフォーマンス。モデルやダンサーの登場にカフェのお客様は笑顔を見せていた。