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品格チェック! 知らないで済まされないプレゼントのタブー

  • 2016.11.8
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日ごろの感謝やお祝いの気持ちを伝えるときには、ちょっとしたプレゼントを添えるとよろこばれますよね。しかし、実はプレゼントには守るべきマナーがいっぱい! うっかりマナー違反をしてしまうと、せっかくの気持ちが伝わらないばかりか、ときには「なんて失礼な!」と相手を怒らせてしまうことにもなりかねません。

そこで今回は、ついうっかりやってしまいそうな「プレゼントのマナー違反」について紹介します。義理の両親や職場の上司など、特に目上の人への贈り物ではマナーが問われることも多いため、覚えておくときっと役立つはず。

(c) vladans - Fotolia.com

■結婚祝いに「ハンカチ」

ハンカチは価格が手ごろで種類も豊富なため、ちょっとした贈り物としては非常に便利なアイテムです。

しかし、実はこのハンカチ、漢字では「手巾」と書きます。「てぎれ」、つまり別れを意味する「手切れ」という言葉につながり、お祝いの品としてはふさわしくないとされているのです。

もし相手がこれを知っていれば、気分を害する可能性もありますので、できれば避けた方が無難かもしれません。

■義両親に「スリッパ」をプレゼント

義両親が自宅をリフォームしたお祝いに、「あたらしくなったお家で使ってください」と「スリッパ」をプレゼント。

気が利いているように思えますが、履物は「踏みつける」に通じるため、親しい人以外への贈り物にはふさわしくないとされています。

たとえば嫁から姑への贈り物だと、関係性によっては「親しい人」に該当するかどうかが微妙なこともあると思いますので、そういった場合は避けた方が良いかも。

ただ、事前に「すてきなスリッパが欲しいわ」といった義母の言葉を聞いていて、「プレゼントさせてください!」という流れになっていれば、スリッパを贈っても「失礼だ!」と思われることはないでしょう。

義両親にプレゼントを贈る場合には、マナー違反を避けるためにリクエストを先に聞いてしまうのも一つの手です。

■上司の昇進祝いに「万年筆」

万年筆などの筆記用具も、目上の人に贈るのは控えるべきだと言われています。なぜなら、筆記用具を贈ることには「精進しなさい」といった意味合いがあるから。どちらかと言えば、筆記用具は目上の人が、目下の人に贈るもののようです。

時計も筆記用具と同様の意味合いがあるため、同じく目上の人への贈り物としては、ふさわしくないとされています。

■「つまらないものですが」はアリ? ナシ?

手土産などを渡すときの決まり文句と言えば、「つまらないものですが…」。

これは日本独特の文化なので、外国人相手に言ってしまうと、ストレートに解釈されて角が立つこともあるようです。

この「つまらないもの」には、「凡人の私にとっては大変高価で素晴らしいものですが、社会的な地位やお金があるあなたにとっては、たいしたモノではない」という意味が込められているそうで、自分をへりくだって、相手を立てるために使う言葉です。決まり文句として使っても、相手が日本人ならマナー違反には当たらないでしょう。

ただ、それほど立場に違いがない場合や、もっと打ち解けた間柄であれば、「つまらないもの」と言うよりも、「このブランドが好きだと言っていたから…」などの品物を選んだ理由や、「気に入ってもらえるとうれしいです」などの前向きな言葉を添えて渡した方が、受け取る方もうれしいのではないでしょうか。

今回紹介したのは、あくまでも一般的なマナー。贈る相手との関係によっては、もちろんこれに該当しない場合もありますし、マナーに縛られて、肝心の「相手を思って品を選ぶ」気持ちが二の次になってしまうのは残念なことです。

しかし、「失礼のないように」と考えるその配慮も、贈り物の一部。あらためて贈り物のマナーを確認しておけば、より気持ちのこもった、すてきな贈り物になるのではないでしょうか?

(森川ほしの)

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