プロが伝授！むくみを解消してふくらはぎをスラリとさせる「最強マッサージ」

夕方になると、むくんでしまう脚やなかなか細くならないふくらはぎに、悩んでいる女性は多いですよね。

気温の変化に体も冷えやすくなるこの季節は、年齢とともに基礎代謝も下がります。女性は男性に比べて筋肉量が少ないため、血液循環が悪くなり余分な水分が溜まり、それがむくみの原因になります。

その日たまった不要な老廃物はその日のうちに、お風呂上がりなど身体がポカポカしているときにマッサージでしっかり流すことが、すらりとしたふくらはぎを手に入れるポイントです。

 

■知っておきたいむくみの基礎知識

まず、むくみとは血液の流れやリンパの流れがスムーズにいかず、ブヨブヨしたりパンパンに張ったりする状態のことで、老廃物の蓄積が原因です。

気になるセルライトは、老廃物、水分、脂肪がコラーゲン繊維に巻き込んで硬くなったもの。老廃物を身体の中にため続け放っておくことで徐々にどんどん巻き込み、セルライト化します。なので、老廃物を身体の中にためめないことが大切です。

 

■考えられるむくみの原因とは？

（1）月経前のホルモンの変化

特に月経一週間前は体の中に水分を溜め込む力が働き、身体全体がむくみやすくなります。日頃から身体を冷やさないように入浴などでしっかり温め、汗として老廃物を出したり循環させることを心がけましょう。

 

（2）クセのある歩き方

歩き方もとても大切で、骨格のクセとなって表れます。足首のステップを使わず足の裏だけで歩くペタペタ歩きや、ダラダラと擦るように歩いている場合、ふくらはぎの筋肉を使っていないため、むくみやすくなります。

本来、筋肉を使ってこそ筋肉がポンプの役目をし、血液循環やリンパの流れの手助けとなってくれます。

 

（3）O脚やX脚

むくみを感じやすい方の特徴の一つは、ふくらはぎが外に張っている人が多く、O脚やX脚であることです。O脚の方は歩くときに外側に重心がかかってしまうため、腰を振って歩いたり、足裏はペタペタとふくらはぎの筋肉を使わず歩いていることが特徴。ふくらはぎに負担がかかり、疲れやすくなります。

X脚の方は内股になっていたり、足首が内側に入ってしまっているので足首周りがむくみやすくなります。

 

（4）塩分の摂りすぎ

塩分の過剰摂取に対し、水分の摂取が少ないと排泄力が追いつきません。水分は1日1.5〜2リットルを目安にこまめに取り、普段味付けが濃い食事を好む方は薄味を心がけましょう。

水を飲むだけ飲んでトイレの回数が少ないのもよくありませんので、1日7〜8回はトイレに行くことを意識して下さい。

 

■プロが伝授！ふくらはぎのむくみを解消する“最強マッサージ”

（1）足裏のツボを、両手を使ってグッと押す：30秒

両手で足裏を包んで、親指で足裏全体を押していきます。土踏まずや指の付け根、かかとなど痛気持ちいと感じるくらいの強さで押しましょう。

 

（2）足の甲・足の指をもみほぐす：30秒

足の甲や指の周りも靴やヒールによって圧迫されていたり負担がかかっていたりと血流が悪くなりやすいので、しっかりほぐしてあげましょう。足の指の間もマッサージしてあげると気持ちいいですよ。

 

（3）足首を揉みほぐす：30秒

足首周りに一番老廃物がたまりやすく、夕方になると朝と太さが全然違う！というときがありますよね。そんなときには、くるぶしの外側の指がはまるところを流していきます。

 

（4）ふくらはぎを揉みほぐす：60秒

両手を使ってふくらはぎを絞るように揉みほぐしながら、マッサージしていきます。外側のふくらはぎも同じように揉みほぐしましょう。

 

（5）ふくらはぎの老廃物を流す：30秒

足首からひざ裏の手前まで、左右の手のひらを交互に使い、ひざに向かって持ち上げるようにマッサージします。ポイントは指先に力を入れて押さないこと。指の腹や側面を使いましょう。指先だけで押すとアザになることがあります。

老廃物は日々少しづつ蓄積されてしまいます。身体を冷やさない工夫ももちろん、ちょっと一手間マッサージをするだけで、翌日のスッキリ感はもちろんのこと、続けることでスラリとした足も手に入ります。ぜひ夜の習慣にしてみてくださいね。

【筆者略歴】

※ 寒川あゆみ・・・エステティックサロンにて勤務後、海外に渡りセラピストとしてフリーで活動。2014年より、大阪にてエ

ステサロン「Private salon Laule’a」を運営。同時に講師・イベント出店・美容家・美容ライターとしても活 動中。

【画像】

※ Nadya Lukic / Shutterstock