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秋の乾燥で肌が老ける!? 内側から「うるおい肌をキープする」方法とは

  • 2016.10.30
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ポーラ・オルビスグループの敏感肌専門ブランド『decencia』を展開する株式会社decenciaの調査 によると、30-40 代(247 名)で季節によって肌の老化を感じている女性は96%もいることが分か りました。

その中でも特に気になる症状は“乾燥”になります。夏が終わり、秋から冬にかけて乾燥する季節がやってくると、肌の張りが失われたり、化粧のノリが悪くなるなどのトラブルが続出しま す。

そこで、今回はそのような症状でお悩みの女性のために、外側からのケアと合わせて行いたい、体の内側から潤いを与える方法をお伝えしたいと思います。

 

■秋の肌トラブルの原因

漢方では、秋の乾燥肌は“燥邪(そうじゃ)”が原因であると考えられています。

燥邪は身体の 水分を消耗しやすく、体内の潤いや栄養不足を招きます。このことから、肌の乾燥には、化粧品 による外側からのケアだけでなく、内側からのケアが大切であることが分かります。

 

■毎日の食事に取り入れたい、「食養生」のすゝめ

燥邪によって一番ダメージを受ける器官は“肺”です。肺の調子は体毛や肌にも現れるため、肺に潤いを与えることが重要となります。

●肺に潤いを与え、機能を強化する食材・・・大根、山芋、落花生、ミョウガ、ハトムギ、杏仁、棗、バナナ、イチジク、柿など

●造血作用があり、肺を滋養する食材・・・ほうれん草、春菊、人参、黒豆、落花生、ぶどう、クコ、ごま、豚肉、牛肉など

上記はほんの一例ですが、これらを上手に食事の中へ取り入れることで、肌乾燥をケアすること ができます。

 

■乾燥肌に効果的な漢方

●四物湯(しもつとう)・・・血を補い、肌に栄養を与えて乾燥を防ぎます。髪にもハリを与え、強 く健康的な爪を作ります。

●当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)・・・四物湯と同様、血を補う効果があります。ホルモンバ ランスの乱れによる肌トラブルも改善し、生理に伴う不快症状にも作用します。

●温清飲(うんせいいん)・・・かゆみを伴う肌の乾燥にはこちらの漢方が効果的です。アトピーな ど、皮膚のアレルギー症状に使われることもあります。

 

【参考】

51%の女性が20代からの乾燥、63%の女性が30代からのたるみを実感 – 美容経済新聞
【筆者略歴】

森田 博美・・・都内の美容クリニックで、ダイエットや美肌を手に入れたい女性たちに向け、漢方のカウンセリングと調合を行う。薬学や美容の知識を活かしてライターとしても活動しており、いくつかのウェブ媒体で連載を持つ。 幼少期はボストンで過ごしていた帰国子女。語学力を活かしながらミスグランドジャパンのファイナリストとしても活躍している。

【画像】

※ Konstantin Tronin / shuttersrtock

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