1. トップ
  2. グルメ
  3. ほろりとくずれる“和製ウィスキーボンボン”♪ 盛岡でしか手にはいらない「関口屋菓子舗」の「焼酎糖」

ほろりとくずれる“和製ウィスキーボンボン”♪ 盛岡でしか手にはいらない「関口屋菓子舗」の「焼酎糖」

  • 2016.10.25
  • 3478 views

岩手県盛岡市にある「関口屋菓子鋪(セキグチヤカシホ)」は、明治26年創業の老舗駄菓子屋。店内には、盛岡で昔から親しまれてきた駄菓子がずらりと並びます。なかでも人気なのが、淡い色合いとぷっくりとした見た目がとてもキュートな「焼酎糖」。焼酎シロップがとろりとあふれる“和製ウィスキーボンボン”のような駄菓子なんです。

レトロな町並みの路地裏にたたずむ老舗駄菓子屋

JR盛岡駅より車でおよそ15分。風情ある町並みが残る神明町の路地裏に「関口屋菓子鋪」はあります。 厳しい冬の保存食として作られたのが始まりとされている盛岡駄菓子。関口屋は明治26年の創業から現在に至るまで4代にわたり、昔ながらの味わいを今に受け継いでいます。伝統を守りていねいに作られる駄菓子は、添加物や着色料は使わず素材にこだわったものばかり。普段のお茶請けはもちろん、ちょっとした手土産にもよろこばれています。

盛岡でしか手にはいらない、ちょっぴり大人な駄菓子「焼酎糖」

なかでも人気なのが「焼酎糖」。ぷっくりとした可愛い見た目と、ほんのりと淡いパステルカラーの色合いが乙女心をくすぐります。

この「焼酎糖」ひとつひとつが職人さんの手作り。焼酎洋酒と砂糖を煮詰めてアルコールを飛ばしたタネを、粉を固めて作った型へと流し込み、砂糖の衣が自然に固まるとできあがります。昔から変わらない製法で、手間ひまかかけて作られる美味しさが、長年愛され続けている理由です。

口にふくむと砂糖衣がほろっとくずれ、中から焼酎シロップがとろ〜り。まさに“和製ウィスキーボンボン”といったところ。砂糖衣はとても繊細で取り扱いが難しいため、盛岡市内でも限られた場所にしか置いていない貴重なお菓子なんです。確実に手にいれたいなら本店へ行くのがおすすめです。

フレーバーはメロン、ペパーミント、ざくろ、ブランデー、抹茶、ぶどう、コーヒー、焼酎(プレーン)の8種類。焼酎洋酒のほろ苦さとお砂糖の甘さが絶妙に混ざりあう、大人の風味です。

ほかにも素朴な味わいの盛岡駄菓子がたくさん

ほかにも店内には、味噌パンや豆・青たんきり、ねじり、はっか糖など、たくさんの盛岡駄菓子が並び、目移りしてしまうほど。地のものにこだわって作られるお菓子は、素材本来の味わいが楽しめる、飽きのこないおいしさが魅力です。

“ぺっこ”ずついろんな種類を味わってみたい人には「お楽しみ袋」をどうぞ。“ぺっこ”とは岩手県の方言で、「少し、ちょっと」という意味。旅の”ぺっこ”なお裾分けにもおすすめです。 お店の一角にはイートインコーナーがあり、選んだ駄菓子をその場でいただくこともできるんですよ。創業当時から使っているという南部鉄瓶で沸かした湯でお茶をサービスしてくれます。散策の合間に、甘い駄菓子でひといきしませんか。 秋・冬のほっこりと和やかなおやつの時間に、関口屋の駄菓子はいかがでしょうか?盛岡でしか買えない「焼酎糖」をはじめ、素朴な味わいの伝統駄菓子はお土産にもきっと喜ばれますよ。盛岡に訪れた際には、ぜひ足を運んでみてくださいね。

の記事をもっとみる