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「子どもの意欲を高める! 運動会にまつわる絵本」絵本ナビ監修連載 Vol.23

  • 2016.10.20
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© tatsushi - Fotolia.com

運動会は印象に残っている、という人も多いですよね。がんばった成果が出ずに悔しい思いをしたことのある人もいれば、手に汗握る展開に大盛り上がりだった競技など、忘れられない興奮を覚えている人も。そこで今回は絵本ナビ協力のもと、運動会にまつわる絵本を集めてみました。

ジャッキーのうんどうかい

作・あいはら ひろゆき/絵:あだち なみ/出版社:ブロンズ新社

「ジャッキーのうんどうかい」(絵本ナビ紹介ページ)

くまの子がたくさん登場する、くまのがっこうシリーズ。今回は運動会が舞台です。兄弟の末っ子でいちばん小さなジャッキーは、大きなお兄ちゃんたちに勝ちたくて、一等賞をとりたくて…。

勝てないとあきらめていたところに「速く走れる方法」を見つけて一念発起! はたして結果はどうだったのでしょう。最後にジャッキーを優しく包んでくれる、お兄ちゃんたちの優しさにもジーンときてしまう一冊。

こぶたのブルトン あきは うんどうかい

作:中川 ひろたか/絵:市居 みか/出版社:アリス館

「こぶたのブルトン あきは うんどうかい」(絵本ナビ紹介ページ)

ぶたのブルトン、イタチのアンドレ、ダルマのタカサキさんなど強烈なキャラクターが登場するこの絵本には、玉入れや綱引きやパン食い競争など「運動会」のお楽しみ要素がこれでもか! というくらいつまっています。

綱引きの途中で力がはいりすぎ、ダルマのタカサキさんが思わずおならをしてしまうシーンでは、大爆笑するお子さんも多いよう。運動会の熱気や興奮がダイレクトに伝わってくる絵本です。

にんじゃつばめ丸

作:市川真由美/絵:山本 孝/出版社:ブロンズ新社

「にんじゃつばめ丸」(絵本ナビ紹介ページ)

いたって普通の一軒家にすむ、いたって普通の5人家族。でも実は、忍者一家だった…! 奇想天外な設定から始まる物語の中には、廊下を素早くかけぬけたり、手裏剣をなげたり、天井にはりつくなど、子どもたちが大好きな忍者の修行シーンがたくさん!

でも、つばめ丸はどうしても高いところから飛び降りる術が苦手。それでも練習を積み、むかえた忍者の運動会。ライバルとの勝負は一体どうなるのでしょうか。テンポのいい、大衆演劇のような文章も魅力のひとつ。

さかさことばでうんどうかい

作・西村 敏雄/出版社:福音館書店

「さかさことばでうんどうかい」(絵本ナビ紹介ページ)

さかさことば=回文がこんなにもスムーズに展開する絵本はなかなかありません。ゴリラ、キリン、ウマにブタなど、とぼけた動物たちが運動会を進行していくので、なんともほのぼのとした気分に…。

最初は「さかさことば」に気付かない子も「ほら、この字よ~く見てごらん」と注意をうながしてみると「すごい!」と大きなリアクションが期待できるかも。耳で聞くだけでは分かりにくいので、字が読めるようになったタイミングで楽しんでみるといいですね。

10ぴきのかえるのうんどうかい

作・間所 ひさこ/絵:仲川 道子/出版社:PHP研究所

「10ぴきのかえるのうんどうかい」(絵本ナビ紹介ページ)

ひょうたんぬまの10ぴきのかえる。それがこの絵本の主人公です。綱引きの紅組代表として出場したところで突然の竜巻にみまわれ、運動会はしっちゃかめっちゃか! 沼いちばんの年寄りがえるがトロフィーと一緒に風にとばされてしまい、山の中を探し回っていたら…。

登場キャラクターはみんなかえるですが、緑、黄、黄緑、薄いオレンジなど絶妙に色分けされているのが憎い!「1、2、3、4…」と、ページごとにそろっているか数えたくなってしまうのが不思議です。

運動会は運動の得意な子だけが楽しめる行事… ではありません。力がはいりすぎて失敗してしまうのは、一生懸命取り組んだ証。結果はさておき「がんばったこと」に注目して、思いきり運動の秋を楽しんでみませんか?

絵本ナビ監修のこちらの連載は毎週木曜日にお届けします!

データ協力:絵本ナビ

(ウーマンエキサイト編集部)

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