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ママ友に会うのが怖い!? “公園うつ”の特徴と克服した人の体験談3つ

  • 2016.10.14
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こんにちは、海外在住プロママライターのさとうあきこです。

“公園デビュー”は子育てママがいつかは通る道。それがスムーズにいくかどうかによって、その後のママ友関係が大きく変わってきます。

悪く転ぶと公園に行くのが怖い、ママ友に会うのがツラいという、“公園うつ”になってしまうことさえあります。

今回はこの“公園うつ”の特徴を、実際に公園うつを経験したママたちの体験談を通してみていきましょう。

●(1)一度入ると別行動が許されない公園ママ友グループ

『初めて行った公園で声をかけてくれたママたちとママ友になったが最後、お茶会も食事会も誕生会も断れなくなった』と振り返るのはUさん(35歳)。

公園を離れた空間でも常に行動を共にするのが当たり前だという空気があり、誘われたら断ることができず、約束の時間になると腹痛や頭痛が起きるようになった というUさんの症状はまさに公園うつ。

子どもの習い事の時間が変更になったからとお茶会を欠席した一人のママ友が、そのお茶会で陰口の的になったことも、さらにUさんへのプレッシャーとなりました。

実際に体調を崩して、しばらく県外の実家で子どもとともに静養することになって初めて、ママ友グループからの呪縛が解けたというUさん。

うつ症状が軽くなって自宅へ戻ったとき、道でばったり会った公園ママ友グループに無視されたことで、かえって気が楽になったそうです。

●(2)子どもと来ても子どもと遊べない

『そもそも公園へは子どもを遊ばせる、子どもと一緒に遊ぶために来ているはずなのに』との疑問を持ったことから、ママ友とのおしゃべりが苦痛になり始めたというのは、Yさん(29歳)です。

「子どもは子ども同士で遊ばせればいい、親は親同士でおしゃべりしましょう」というママたちの言葉に、最初は「ラッキー!」と思ったといいます。

しかし、子どもが「ママ、一緒に遊ぼうよ」と言ってきても、「ママたちは今大事なお話をしているから、向こうでいい子に遊んでいてね」と追い返してしまうのに疑問を持ち始めたそう。

「私、ちょっと遊んできますね」とベンチを離れた次の日から、公園でほかのママ友や子どもたちを見かけなくなったそうです。

どうやら違う時間帯に遊びに来ているらしい ことがわかり、時間を合わせていくと、無視はされないもののよそよそしい態度を取られ、次の日にはまた誰もいないという状態。

まるでかくれんぼか追いかけっこのような毎日に疲れたときには公園うつになっていた のです。

「公園で子どもと遊んで何が悪いの?」と思いつつ、かくれんぼの状況にいたたまれず、しばらくは外出そのものがつらくなって引きこもりになってしまったそうです。

●(3)公園ママ友LINEトラブル

LINEなどのソーシャルネットワークは便利なコミュニケーションツールですが、その使い方によってはちょっとした凶器になることもあります。

『毎日何十回と送られてくるLINEすべてに返信しなくちゃいけないプレッシャーに押しつぶされそうだった』とはHさん(37歳)の言葉。

Hさんが公園で知り合ったママたちは、子どもの通う幼稚園や保育園も住所もバラバラだったため、LINEでお互いにつながることで連絡を取り合っていました。

ただ、7人のグループメンバーがそれぞれにメッセージを送り合うたび、グループメンバーとして“既読”をつけ、場面によっては“返信”を求められる、その煩雑さにイライラ 。

もともと活動的なHさんは、スマホを常にチェックしているタイプではなく、ふと気づくと何十件とたまっているメッセージにうんざりして放置することもあったそうです。

『でも、次に公園で会うと、「どうして返信してくれないの 」と責められるんです』。Hさんはこのママ友たちと距離を取ろうとしますが、LINEはお構いなしに送られてきます。

子ども同士は仲のいい遊び仲間になっていたことから、グループから完全に抜けてしまうわけにもいきませんでした。

イライラしたり落ち込んだりを繰り返すHさんにご主人がある提案をします。それは、スマホを諦めることでした。

『でも、それでスッキリ。その後は以前使っていたガラケーだけにしてLINEは使わないことにしたんです』。

後になって『あれって、公園うつだったんだなぁ』と思ったというHさん、「いつになったスマホを買うの?」と聞いてくるママ友に「子育てが終わって余裕ができたらね」と返しているそうです。

●まとめ

公園うつは、「公園へ行きたいけど、公園へ行くとママ友と会って話をしなくちゃいけない」というストレスから起こります。

現れる症状は、頭痛や腹痛、引きこもり、気分の激しいアップダウンなど、まさにうつそのものです。

公園に行く目的は子どもと遊ぶことのはず。

そこで、一つの公園にこだわらない、時間帯を決めない、大人が一緒でなければできない遊びを持ち込むなどの工夫でママ友との付き合いを薄く短くし、公園うつを予防してみてはいかがでしょうか?

●ライター/さとうあきこ(海外在住プロママライター)

●モデル/倉本麻貴(和くん)

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