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六本木に開かれた宇宙の入り口!「宇宙と芸術展:かぐや姫、ダ・ヴィンチ、チームラボ」

  • 2016.10.14
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宇宙をめぐる約200点の展示と幻想的な空間

六本木ヒルズの森美術館で、2016年7月30日から2017年1月9日まで開催されている「宇宙と芸術展」。
古代から残された天文学資料から、現代の最新技術を駆使した現代アートまで、宇宙にまつわる約200点の展示物が公開されています。

展示は4つのSECTION、「人は宇宙をどう見てきたか?」「宇宙という時空間」「新しい生命観―宇宙人はいるのか?」「宇宙旅行と人間の未来」に分かれ、未来に向けて新たな宇宙観、そして人間観を示します。

SECTION 1「人は宇宙をどう見てきたか?」

展示のスタートは、SECTION 1「人は宇宙をどう見てきたか?」から。
南北朝時代と室町時代に日本で描かれた宇宙を表す両界曼荼羅や星曼荼羅をはじめ、古来アジアでは宇宙がどのように捉えられてきたか探ります。

SECTION 2「宇宙という時空間」

ビョーン・ダーレム《ブラックホール(M-領域)》2008年

SECTION 2「宇宙という時空間」は、宇宙空間の不思議を紐解きながら、時空の認識が変わるターニングポイントとなった天体観測技術などを紹介。
さらに、現代美術を牽引する作家たちが、ブラックホールや銀河系などを、写真からインスタレーションまでさまざまな手法を用いた作品で表現します。

コンラッド・ショウクロス《タイムピース》2013年

SECTION 3「新しい生命観-宇宙人はいるのか?」

SECTION 3「新しい生命観-宇宙人はいるのか?」では、隕石・化石などの展示から人類が想像してきた宇宙人像、さらには未来の人類の進化した姿まで一挙に紹介。

パトリシア・ピッチニーニ《ザ・ルーキー》2015年

イラストレーターとして世界で評価されている空山基氏が手掛ける、メタリックに輝く女性型ロボット「セクシーロボット」も見どころです。

空山 基《セクシーロボット》2016年

SECTION 4「宇宙旅行と人間の未来」

最後のパートを締めくくるのは、SECTION 4「宇宙旅行と人間の未来」。
JAXAのプロジェクトの紹介や、火星での仮想住居「マーズ・アイス・ハウス」の模型、宇宙開発の最前線、スペースシャトル「チャレンジャー号」の模型「ザ・クローラー」といった作品から、これからの宇宙時代の未来をうかがい知ることができます。

トム・サックス《ザ・クローラー》2003年

ほかにも、まるで宇宙遊泳のような浮遊感を体感できるインタラクティブなインスタレーション「追われるカラス、追うカラスも追われるカラス、そして衝突して咲いていく - Light in Space」も見逃せません。

チームラボ 《追われるカラス、追うカラスも追われるカラス、そして衝突して咲いていく - Light in Space》2016年

東京の中心から宇宙の神秘を探る旅に出かけてみてはいかがでしょう?

取材・文/末吉陽子

イベント情報

・イベント名:森美術館「宇宙と芸術展:かぐや姫、ダ・ヴィンチ、チームラボ」
・催行期間:2016年07月30日 〜 2017年01月09日
・住所:森美術館/東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53階
・電話番号:03-5777-8600

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