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Movie column 05 愛され女優の秘訣は、“わたしらしさ”

  • 2016.10.7

 

ハリウッドでは時折とびきりの美人でも、抜群のスタイルでもない、普通の女の子が大作のヒロインに抜擢されるほど人気を集めることがある。彼女たちは“ガール ネクストドア”と呼ばれ、まるで隣の家に住んでいるような親しみやすい女の子、映画を観る人たちにとって身近に感じられる存在だ。その代表格といえば、アメリカ人女優のキルスティン・ダンスト。観客はもちろん、ソフィア・コッポラやキャメロン・クロウと名だたる監督からも愛される彼女の魅力に迫りたい。

 

 

 

キルスティンの魅力のひとつは、8頭身のモデルとも、グラマラスな美女とも異なるナチュラルなルックス。スレンダーな体型はラフなTシャツでさえセンス良く見せ、どんなドレスも自分のものにしてしまう。ファッションスナップでも常連で、こなれた着こなしは明日まねしたくなる、そんな身近さがあるのだ。ソフィア・コッポラ監督作『マリー・アントワネット』では、絶世の美女と知られるフランス最後の王妃マリー・アントワネットを演じ、当時のスタイルのドレスも彼女が着るとファッション雑誌を見るように今っぽい印象を感じさせた。

制作前、主役を誰が射止めるのか? と注目を集めるなか、アメリカ人であり、決して美女とは言えないキルスティンが演じるとなりどよめきも起こったが、公開されてみればファッション、アート好きな女子たちのハートに的中! コッポラが作り出したガ―リーな世界観とキルスティンが演じた等身大の王妃は、歴史映画と敬遠せず、ぜひ観るべきマスターピースのひとつだ。

 

 

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発売元・販売元:東北新社

©2005 I Want Candy LLC.

 

(C)2005 by PARAMOUNT PICTURES. All Rights Reserved.

オーランド・ブルームと共演した『エリザベスタウン」のキルスティンは、キャラクターとしての可愛らしさが爆発! 生き生きとした表情やキュートな仕草は美女を見ているよりも心奪われてしまうはず。プロジェクトが失敗し、会社をクビになったオーランド演じる主人公ドリューに追い打ちをかけるように、故郷の町を訪れていた父親が心臓発作で亡くなったと知らせが届く。失意の中、父親の葬儀のためにエリザベスタウンへ向かう機中で、チャーミングなフライトアテンダントのクレア(キルスティン・ダンスト)に出会う。二人が夜通しで電話をしている場面では、話しながら洗濯したり、お手入れをしたりと、女性らしい動きのひとつひとつを盗みたくなる。女子力アップを狙うなら、自然体の魅力があふれるキルスティンをぜひお手本に。

 

(C)Aflo Co.,Ltd All Rights Reserved

 

 

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※ 2016年10月の情報です。

 

 

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