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プライドが高いと要注意!? “老後破産”に陥りやすい人の特徴5つ

  • 2016.10.3
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こんにちは、ファイナンシャルプランナーでライターのyossyです。

皆さんは、「老後破産 」という言葉を聞いたことがありますか? テレビ放送で“老後破産”している高齢者の現状が紹介されて以降、波紋を呼んでいます。

今回は、老後破産とはどんな状況なのか、どんな人が陥りがちなのか、見ていきましょう。

●年金だけでは生活していけない“老後破産”

2014年9月に放送された、NHKスペシャル『老人漂流社会 “老後破産”の現実』。そのなかでは、多くの独居高齢者世帯が生活保護世帯よりも低い収入しかなく、困窮している現状が紹介されました。

基本的には、収入が低いにも関わらず生活保護を受けておらず、破産状態にあることを“老後破産”と表現します。

●老後破産に陥りやすい人の特徴5つ

では、どんな人が老後破産しやすいのでしょうか。5つのポイントに分けて見ていきましょう。

●(1)定年後は悠々自適の生活を送るつもりで、働く気がない

「ずっと頑張ってきたんだから、定年後はゆったりとしたい」と考え、定年後に働かないでいると困ったことになるかもしれません。

年金の受給開始年齢が定年よりも後だったら、その間は貯蓄で生活をつないでいくしかなくなってしまいます。

貯蓄がみるみる減り、後々の生活がどんどん苦しくなっていってしまいますね。

健康状態によっては働けない可能性もありますが、できる限り健康に気を配り、長く働けるようにしたいものです。

●(2)生活レベルを下げられない

意外と高収入だった人がなりがちとも言われる老後破産。現役時代よりも収入が減っているにも関わらず、無駄にプライドが高く、生活レベルを下げられない人 は多いものです。

早い段階から長期的なマネープランを立てて、収入と支出のバランスを見て、冷静になっておく必要があるでしょう。

●(3)貯蓄をせず、定年後に高額の支出が残っている

住宅ローンの返済や子どもの教育費などの大きな出費は、現役時代にしっかり完済する、貯蓄しておくなどの対処をする必要があります。

先延ばししておいた大きな出費は、老後の生活を苦しいものにさせてしまうのです。

また、もちろん老後のための貯蓄も必要ですね。そういった貯蓄をせずに毎月の収入やボーナスを使い切ってしまっているなら、一度生活レベルを見直しましょう。早めが肝心です。

●(4)プライドが邪魔をして人に頼れない

「国の世話になるわけにはいかないから、生活保護は申請できない」「親族にはこの状況を知られたくない」など、プライドが邪魔をして誰にも相談できずに苦しんでいる 高齢者が多いと言います。

早い段階から相談すれば、早く解決できるケースもあるでしょう。

●(5)自分の老後やリスクを想像できていない

人間、年をとれば病気しがちになり、医療費もかさみます。配偶者に先立たれる可能性や、介護をする可能性だって十分にあるでしょう。

近年は若者の雇用が不安定なため、子どもが自立できなかったり、リストラされたりして同居するケースも増えているようです。

そのときになってから、「老後の支出がこんなに多いなんて……」と後悔する前に、あらかじめ備えられるリスクには備えておきたいものです。

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生きていれば、誰もが年をとり老後を迎えます。「今は若いから関係ない」と楽観視していると、高齢者になってから苦しい生活を送ることになるかもしれないのです。

住宅を購入するとき、子どもの教育プランを考えるとき、保険を検討するとき、毎日のちょっとした贅沢、その一つひとつが老後に影響を与える可能性もあります。

ぜひ、早いうちから長期的なマネープランを立てておきましょう。

【参考リンク】

・老人漂流社会”老後破産”の現実 | NHKスペシャル(http://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20140928)

●ライター/yossy(フリーライター)

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