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将来が不安! 老後がラクなのは「持ち家」と「賃貸」どちらか

  • 2016.9.28
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こんにちは、ライターの渦マキです。

今、増税や年金制度が重くのしかかり、老後を心配する中高年が増えています。

「老後の資金として○千万円が必要」などさまざまな意見があり、焦りや不安を抱えて暮らしている人も少なくないでしょう。

筆者は、現在自動車での移動が必須であるような田舎に暮らしていますが、ご近所の方たちはほとんどがこの近隣出身ではなく、お仕事を引退し、新築したり中古住宅を購入したりして“田舎暮らし”を選んだ年配の方たちです。

ところで、持ち家と賃貸とでは、どちらが老後の生活に余裕が持てるのでしょうか?

目次持ち家と賃貸、どっちが得?“都会に住み続けるか、引退後田舎暮らしを始めるか”という選択もさいごに

●持ち家と賃貸、どっちが得?

●持ち家の場合

持ち家は、ローンを支払っていれば月々の負担は大きいもの。子どもの成長とともに家計の出費も増えていきます。

働き盛りで夫婦共働きであれば負担は軽減されますが、支払いをしているあいだは大変です。

しかしながら、終わってしまえば一気に楽 になります。

●賃貸の場合

一方賃貸は、家賃の支払いが一生ついてまわります。

年収に対して家賃に占める割合が大きくなれば、それだけ生活に余裕がなくなっていきます。

老後、年金で暮らしていくには当然負担が大きくなってしまいます。

安い家賃の物件に引っ越すなどして、生活費の圧迫をくいとめるなど考えなくてはなりませんね。

その代わり、住む場所を変える自由 はあります。筆者の近隣の方たちのように、引退後に田舎で暮らし始めるのもひとつの選択肢でしょう。

都会にマンションを購入後、田舎暮らしを勧められてマンションを売却し、移動してこられた方もいるようです。

高齢になってくると賃貸物件が借りにくくなるという話もあるそうなので、そこは気になるところです。

おそらく、孤独死や認知症などの高齢者独特の問題を考慮してのことでしょう。

若いころに比べて、すぐ引っ越して次を見つけるということがしづらくなってきますね。

●“都会に住み続けるか、引退後田舎暮らしを始めるか”という選択も

ずっと都市部に住み続けるのであれば、若いうちにローンを組むなどして住居を持つことが理想です。

年金暮らしの家計には、ローンの支払いは大きな負担となってのしかかってきます。年金をもらう年齢になる前に完済できるペースでの支払い計画を立てましょう。

せっかく頑張って購入した家を手放してしまうことになれば、そのころは建物の価値は驚くほど下がっています。

“家を購入する=財産が残る”という過度の期待は禁物 です。

引退後に田舎暮らしを選択するのであれば、土地代や物価が驚くほど安いという利点があります。

しかし、田舎では公共機関や医療機関も少なく、交通手段はほとんど車に頼ることになるという一面もあり、一長一短といえますね。

●さいごに

賃貸か持ち家か? どちらが得か? 金銭面を考えれば、どちらも大差はないといえるでしょう。

利便性が大事なのか、少し不便でもゆったりと暮らしたいのか。結論は、住む人の考え方にあるのではないでしょうか。

忘れてはならないことは、“賃貸に住む”という選択をした場合、老後も家賃の支払いがあるということ。

余裕をもって暮らすためには、働ける時期に蓄えをしっかりしておくことが大切になってきますね。

【参考文献】

・『荻原博子の金持ち老後 貧乏老後』荻原博子・著

●ライター/渦マキ(フリーライター)

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