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絵本ランキング Vol.19「紅葉の季節を子どもと一緒に・・・紅葉と落ち葉の絵本」

  • 2016.9.22
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夏が開放的なら、秋は情緒的・感傷的な季節といえるでしょうか。はっきりとは分からなくても、子どもは暮らしの中のささいな変化で、季節を感じているものです。秋は緑から赤や黄色に色づく紅葉を鑑賞したり、舞い落ちた落ち葉を足でふみしめたり、目や音で楽しめる季節です。

今回は絵本ナビ協力のもと、紅葉と落ち葉を題材にした絵本を集めてみましたのでご紹介しましょう。

ばけばけはっぱ

写真・文:藤本 ともひこ/出版社:ハッピーオウル社

「ばけばけはっぱ」(絵本ナビ紹介ページ)

手のひらと同じ形のもみじの葉、コロンと転がる木の実を「またあった!」とうれしそうに拾い集める子も多いですよね。

そんなお子さんにおすすめしたいたのがこちら。はっぱだらけに見えるのに、よーく目をこらすと落ち葉や木の実でつくられた動物が隠れてる!「ふーっとふいてみて」という言葉に「ふーっ」と息を吹きかける、かわいいわが子の仕草を見ることもできます。

「かくれんぼ」が大好きな子にもうれしい写真絵本は、工作のアイデアとしてもぜひ取り入れてみてくださいね。

さわさわもみじ

作:ひがし なおこ/絵:きうち たつろう/出版社:くもん出版

「さわさわもみじ」(絵本ナビ紹介ページ)

ダッフルコートとマフラーを身にまとう男の子。そのまわりを「さわんさわん」「さわさわ」と音を奏でる、色づいた葉っぱたち。

かわいい表情で和ませてくれる、たくさんのどんぐり。もうすぐ冬を感じさせる「ひゅるるるる」という冷たい風の音。まるで映画のような世界観がそこに広がっているように感じます。

けして多くはない文章と、色の鮮やかさをおさえた絵画のようなイラストが少しの切なさを感じさせる、印象的な季節のシリーズ絵本です。

おちばいちば

作:西原 みのり/出版社:ブロンズ新社

「おちばいちば」(絵本ナビ紹介ページ)

さっちゃんがやってきたのは、落ち葉や木の実を使った品物がたくさんそろう不思議な「おちばいちば」。ここで品物を買うにはどんぐりのぼうしが必要なことを、とかげのおくさんに教えてもらい「くーださいな、くーださいな」とたずねるシーンは本当に楽しそう!

緻密に描きこまれたイラストは「こんなところにこんなものがある!」と親子で教えあうこともできて、見応え十分。落ち葉や木の実など、地味色である茶をメインとしたイラストにもかかわらず明るく陽気な雰囲気に仕上がっているのは、魅力あふれる登場人物たちの表情にあるのかもしれません。

おちばきょうそう

作・絵:白土 あつこ/出版社:ひさかたチャイルド

「おちばきょうそう」(絵本ナビ紹介ページ)

たっくんとたぬきが登場するシリーズ最新作。今回は「おちば」を中心にストーリーが展開していきます。掃いても掃いてもきれいにならない庭の落ち葉に四苦八苦しているたっくん。そこに「へたくそだなあ」と現れた、たぬき。

いつの間にか始まった「おちば集め競争」で見事おちばの山をつくった1人と1匹は、思わずその山の中へダイブ! お約束のおちば遊びができるのも、この季節ならではですね。子どもとおちば掃除をするときも「埋もれちゃうくらい集めちゃう?」と楽しみながらできそうです。

秋は、子どもとのお散歩にもいい季節です。普段目にしているものが、季節とともに移ろっていく。その様子に、子どもは自然の在り方を学んでいくのでしょうか。春夏秋冬のある日本の子育ては、ある意味贅沢なことかもしれませんね。

データ協力:絵本ナビ

(ウーマンエキサイト編集部)

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