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一生使える鉄フライパンは、キッチンの“育てる”パートナー

  • 2016.9.20

テフロンなどのフライパンは、食材が焦げつきにくく使いやすいのですが、使い方によってはすぐに表面加工がはがれてしまうという難点も。そこで今回は、そんな心配をせずに使える「鉄フライパン」について紹介します。

(c) sonyakamoz - Fotolia.com

「扱いが難しいのでは…?」と敬遠している人も多いようですが、実はコツさえマスターすれば、意外と楽に、長く使えるスグレモノ。鉄フライパンは、ズボラな人にもぴったりな調理器具です。

■魅力その1:火力が強くても大丈夫!

鉄フライパンは熱に強く、表面加工がはげる心配もないので、強い火力での調理に適しています。

また、一度熱くなると長くその熱をキープできるため、食材を投入してもフライパンの温度が下がりにくいという特徴も。炒めものやステーキなど、高温でサッと加熱したいメニューを、おいしく仕上げることができます。

■魅力その2:一生モノとして使い続けられる!

鉄製のフライパンは、一度や二度の失敗では、ダメになったりしません。真っ黒に焦げついても、ゴシゴシ洗って焦げを落とせば再生可能。しかも、正しい方法で使い続けているうちにフライパンに油がなじみ、どんどん使いやすい状態になっていきます。

良好な状態を保つために、少しの手間さえかけてあげれば、一生使えるというところが大きな魅力。しっかり使って「育てる」ことで、自分だけの一生モノの道具が手に入ります。

■魅力その3:使ったら、すぐに洗える

表面加工が施されたフライパンは、冷めるのを待って洗った方が良いとされています。これは、高温のフライパンをすぐに洗うと、温度差の影響で表面加工がはがれやすくなるから。

鉄のフライパンならその心配はありません。調理後すぐに洗うことができ、別メニューの調理に同じフライパンを使いたいときや、キッチンをすぐに片づけてしまいたいときなどは大いに助かります。

ただ、熱々の鉄フライパンを冷水につけると、温度差で変形する可能性があります。そのため、すぐに洗う場合はお湯を使うと安心です。

■購入したら、使用前にまず「ならし」と「空焼き」

最近は「ならし」と「空焼き」済みの製品も売られていますが、鉄フライパンを購入したら、使用前にこの2つを行います。

まずはフライパンをきれいに洗い、水分を拭き取って乾いたら火にかけて「空焼き」します。

全体が玉虫色になるまで空焼きしたら、フライパンに油を入れて火にかけ、弱火で5分程度加熱。そのあと油を捨て、フライパンが少し冷めたら、残った油をキッチンペーパーなどで全体に伸ばすように拭き取れば「ならし」は完了です。

製品によって手順が異なる場合もあるようなので、購入したフライパンの説明書にある方法で「ならし」を行うと良いでしょう。

■長く使えるフライパンの育て方

日々のお手入れでは、変形を防ぐために熱々のまま急に冷水をかけないことがポイント。スポンジなどを使って、お湯で洗いましょう。

焦げついたら、タワシなどでガシガシ洗ってもOKです。また、フライパン表面の油膜がなくなると焦げつきやすくなるため、ふだんのお手入れではできるだけ洗剤で洗うのは避け、スポンジとお湯で洗いましょう。

洗ったあとは水気を拭き取って、しっかり乾燥させます。あとは、日ごろからどんどん使って、しっかり油をなじませてあげるだけ。

うっかりサビつかせてしまっても、真っ黒に焦げつかせてしまっても、手入れをすれば、また使えるようになる「鉄フライパン」。長く使えるフライパンを探している人は、試しに一つ購入して、大切に「育てて」みてはいかがでしょうか?

(森川ほしの)

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