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嫌いなわけではないけど…「なぜか好きになれない人」への対処法

  • 2016.9.20
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あなたには「嫌いとまではいかないけれど、何となく好きになれない人・仲良くなりづらい人」が周りにいませんか。

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また、以前からの知りあいなのに、久しぶりに会ったら、いままで感じたことのない違和感を持ってしまったということはありませんか。

キライと言いきれる相手ならば、おそらく価値観や性格がちがいすぎて理解しようという気にもなれないでしょうから、あなたもおそらく関わらないようにするでしょう。

しかし、「何となく好きになれない人」って、心のなかでチクチクするものがあってもなぜか関わってしまうことが多いのですよね。

あの人に会うと、話すと心がザワつく…じつはそれは、あなた自身の心のなかを見つめなおすための気づきを与えてくれているのです。では、ザワつく心のなかで起こっていることを、ひとつずつ見ていきましょう。

■原因1.相手への期待が大きすぎる

私たちは「眼鏡をかけている人は賢そう」「ベンツに乗っている人はお金持ち」などのように、自身の経験や見聞からつちかった、独自の判断基準を持っています。

その基準に照らし合わせて、とくに「自分より優れている」と判断したものに対しては、しばしば「過剰な期待」を持ってしまいます。

たとえば、「自分より勉強ができる(カワイイ)」→「勉強ができる(カワイイ)なら性格もいい(はず)」「性格がいいなら私にも優しく接してくれる(はず)」という感じです。

言ってみれば、その人が勝手にイメージしてつくりあげた偶像にすぎません。しかし、相手が自分の期待通りの言動をしなかったとき、無意識に「自分より優れているから認めているのに」と怒りを覚えてしまいます。

相手からしたら、理不尽なことではあるものの、人は自分の期待を裏切られたくないという思いがあります。自分の好きな芸能人が恋愛している、結婚したというニュースにガッカリするファンの心理に似ていますよね。

■原因2.自分に対する「好き」と「自信」のバランスが崩れている

自分のことを「好き」で「自信がある」状態のときは、他人によって心がザワつくことがありません。また、自分が「キライ」で「自信がない」ときにはすべての人が自分よりよく見えるので、ザワつくまでにいたりません。

この「好き」と「自信」のバランスが「何か」によって崩れているとき、その「何か」を持った相手に対して「何となくいけ好かない」という感情を持つことが多いのだと思います。

たとえば、自分が「キライ」だけど「自信はある」とき、人は「もっとできるはず、もっと上を目指せるはず」と良く言えば向上心を持った状態になっています。そこに自分が目指している状態の人が現れたら、それは心がザワつくでしょう。

また、自分が「好き」だけど「自信がない」とき、人は自分が傷つかないようにしようとする防衛本能が強くなります。そういう状態で押しが強かったり自己主張がはっきりした人と会えば、「自分のことを攻撃してくるのでは…」と身構えてしまうでしょう。

■原因3.自分が捨てたいものを相手が持っている

自分が認識している自分の短所や、「こう変えたい」と思っているのになかなか変えることができていないとき、自分と似た短所を持っている相手にザワつきを覚えることがあります。

たとえば、自分は言いたいことがはっきり言えなくて、いつも損な役回りになっているのがイヤだなと思っているとします。そこに、同じように自分の意見を言うことが苦手な人が現れたとしたら…。

気持ちは共感できるので嫌いな感情は持たないのですが、自分のイヤな面を相手に重ねあわせてしまうので、何となく仲良くしづらい相手となることがあります。

もしあなたの周りに、なぜか好きになれない人がいたとしたら…。下記のことを自身の心に問いかけてみてください。

・自分がつくりあげた過剰な期待感を相手に投影していないか

・現在、自分の「好き」と「自信」のバランスはとれているか

・自分が捨てたいと思っているのに捨てきれていないことはないか

自分で自分を縛っているような価値観や思いこみに気づいたり、自分の考え方のクセに対する新しい発見があるかもしれませんよ。

(佐藤栄子)

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