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絵本ランキング Vol.18「今日は十五夜! 美しさにうっとりするお月さまの絵本5選」

  • 2016.9.15
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© Tsuboya- Fotolia.com

「なんにも見えない」「まっくらで怖い!」という理由から「夜が苦手」というお子さんも多いのではないでしょうか。明るくて陽気な昼間に比べ、夜は静かで落ち着いた雰囲気があります。でも窓からぽっかり顔を出すお月さまは、夜しか目にすることができません。「ほら、お月さまが見てるよ」と声をかければ、その不思議で美しい世界に惹きつけられてしまうはずです。

そこで今回は絵本ナビ協力のもと、お月さまを題材にした絵本を集めてみましたのでご紹介しましょう。

■おつきさま こんばんは

作・林 明子/出版社:福音館書店

「おつきさま こんばんは」(絵本ナビ紹介ページ)

深く紺色の夜空に、まるで本物のように輝くおつきさま。2匹のネコに見守られ、生き生きとした表情で子どもたちの視線をくぎ付けにするおつきさまは、0歳時のファーストブックとしても好評。

ページをめくるたびに、うれしそうな顔、悲しそうな顔を魅せるおつきさまの気持ちを汲み取るように、子どもたちもうれしくなったり、心配したり…。「こんばんは」から始まるあいさつもステキですね。

■パパ、お月さまとって!

作・絵:エリック・カール/訳:もり ひさし/出版社:偕成社

「パパ、お月さまとって!」(絵本ナビ紹介ページ)

娘の「お月さまをとって!」という願いを叶えるべく、月まで長い長いはしごをかけてのぼっていくパパ。果たしてお月さまをとってくることはできるのでしょうか…。

この絵本の魅力は、絵本の常識を打ち破る仕掛け。長いはしごはページ2枚分、大きなお月さまはページ4枚分とダイナミックに描かれています。開く楽しさと「おっきい~!」と目で見て感じる驚き。ぜひ、パパに読みきかせしてほしい一冊です。

■お月さまってどんなあじ?

文・絵:マイケル・グレイニエツ/訳:いずみ ちほこ/出版社:らんか社

「お月さまってどんなあじ?」(絵本ナビ紹介ページ)

「何がいるの?」「裏側はどうなってるの?」など、疑問の多いお月さま。でも「味」について注目したことは少ないかもしれません。

この絵本では、お月さまがどんな味をしているかを確かめるべく、動物たちが超原始的な方法でお月さまに近づいていきます。和紙のような味わいのイラストと、近づくたびに上に逃げてしまうにっこり笑顔のお月さまを見ていると、なんだか安らいだ気分に。動物たちはお月さまを味見することができたのか、お話のエンディングが気になりますね。

■14ひきのおつきみ

作・絵:いわむら かずお/出版社:童心社

「14ひきのおつきみ」(絵本ナビ紹介ページ)

木の枝を切ったり、結わえつけたりして14ひきのねずみたちが力を合わせてつくっているのは、きれいな満月を楽しむためのお月見台。

くんちゃん、さっちゃん、ごうくん… とそれぞれに名前がついているので、とても親しみがわいてきます。本物に忠実に描かれた植物のイラストは、色合いがとてもきれいです。最後にあらわれたおつきさまに、ねずみたちがかけた言葉にも胸打たれます。

■ぼく、お月さまとはなしたよ

作・絵:フランク・アッシュ/訳:山口 文生/出版社:評論社

「ぼく、お月さまとはなしたよ」(絵本ナビ紹介ページ)

お月さまの誕生日に贈り物をあげたい… そう思ったクマくんは、山にのぼってたずねます。「たんじょう日、いつですか?」。するとお月さまはクマくんがいったとおりに「たんじょう日、いつですか?」と答えます。

そう、クマくんが聞いているのはお月さまの言葉ではなく「山びこ」なんです。それでも質問を重ね、お月さまの誕生日が明日だと知ったクマくんが用意したものとは…?

いじらしくて、優しいクマさんにじわ~んと心が溶かされていくようなお話は、山びこを知っている子も、知らない子もどちらにも伝わるものがありそうです。

お月さまをテーマにした絵本は色の対比がはっきりしているものが多く、目にも鮮やかなので赤ちゃんにもおすすめ! 秋の澄んだ夜空を親子で眺めながら、絵本も一緒に楽しんでみてくださいね。

データ協力:絵本ナビ

(ウーマンエキサイト編集部)

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