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東洋医学的、秋にオススメの過ごし方・4つ

  • 2014.11.8
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先日、TVを見ていると、「最近は夏に甘い物を食べ過ぎて太ってしまい、秋に夏のクーラー疲れで秋バテになって痩せてしまう方が増えている」と専門家の方がおっしゃっていました。

本来は、夏に痩せて秋に太るのが身体にとってベストな過ごし方です。つまり、段々と自然の流れとは異なる流れで過ごしている方が増えてきているということであり、これは身体にとっては好ましくない流れです。

そこで今回は、東洋医学を学んだ著者が、東洋医学の陰陽五行という考え方を使って「東洋医学の観点から見る、秋におすすめの過ごし方」についてご紹介します。

■1.冬に向けての準備を始めるために蓄えが必要

「夏に甘いものを食べて太っても、秋に元に戻したらイイのでは?」と思いがちですが、秋に痩せてしまうとこれから来る冬の寒さに負けやすくなります。 冬は寒くて乾燥しているため、風邪のウイルスが蔓延しています。運動不足にもなりがちなので、一年で最も大変な季節です。そんな季節に無防備な状態で飛び込むと、楽しい冬を過ごすのが難しくなります。

動物も冬眠に備えて身体に栄養を蓄えるように、人間にとっても秋は寒い冬に備えて養う・蓄える時期です。人間は冬眠するわけではないので、脂肪を身体に蓄える必要はありませんが、「食欲の秋」「スポーツの秋」と言われる通り、秋にしっかりと基礎体力を養っておく必要があります。

■2.本当に乾燥に注意すべきなのは秋の時期から

秋から冬にかけて次第に乾燥が強まっていきます。陰陽五行の中で、乾燥と肺は結びついていると考えられています。そのため外気が乾燥してくると、咳が出やすい、喉がよく渇く、肌が乾燥する、便秘になるといった症状が出て来ます。

この乾燥を防ぐためにオススメな食べ物は「梨」です。梨は90%が水分で出来ており、先ほど述べた乾燥に関わる症状を和らげてくれるとされています。

■3.オススメの食べ物は辛みのある食べ物

陰陽五行では、各季節にオススメの味覚も提案されており、秋には「辛み」を摂ることが推奨されています。辛い食べ物は、気や血の流れを促進し、肺の機能を補ってくれます。

生姜、にんにく、ネギ、にら、胡椒、唐辛子、わさびなどの薬味を利用することで辛みを手軽に摂取できるのでオススメです。

■4.冬に向けて免疫力を上げる

冬になると風邪やインフルエンザなど、ウイルスに感染する機会が増えます。だからこそ、冬に備えて免疫力を上げておかなければ、すぐにやられてしまいます。 オススメの食べ物は「きのこ」です。古来から、「秋収(しゅうしゅう)」という言葉があり、秋は育ったものを収穫する時期とされています。きのこも、今や一年中入手できますが、本来は秋に収穫する食材です。

栄養が豊富に詰まったきのこには、食物繊維の一種である「β-グルカン」という栄養が含まれており、免疫力を高めてくれます。特にしいたけやまいたけに多く含まれているので、積極的に摂取してみては?

■おわりに

いかがでしたか?秋には秋の楽しみがあるように、冬にも冬の楽しみがあります。冬が来た時に体調を崩してしまい、冬の楽しみを満喫できないのはもったいないですよね。冬を楽しむためにも、秋の間にしっかりと準備をしておいてください。

(栢原 陽子/ハウコレ)

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