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赤ちゃんの夜泣きにも! 親子で楽しめる『ペットボトル温灸術』のやり方

  • 2016.9.13
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子育てに家事、そして仕事に奔走しているパピマミ世代の皆さん、近頃体調はいかがですか?

長時間にわたる抱っこで肩はバキバキ、いつまでも続く夜泣きに振り回されて寝不足、気づけばいつもグッタリお疲れ……なんてことないでしょうか。

ただ疲れているだけだから大丈夫、まだ頑張れるとムリをするのは禁物です。たまった疲れを放置しておくと、いつか取り返しのつかない大きな病気の原因となることも。

疲労はためこまず、こまめにリセットしていくのが非常に大切なのです。

今回は、若林理砂さんの著書『安心のペットボトル温灸』より、ママにもお子さんにも試せるペットボトルを使ったお手軽健康法をご紹介しましょう。

目次1 準備するのは、ホット専用ペットボトルだけ!2 大人は数回、子どもは1回、ペットボトルでツボを温めていく3 バキバキ肩こりには、4つのツボを温めよう!4 疲労回復に効くツボは3つ! じっくり温めるべし5 しつこい夜泣きにも効果的!

●準備するのは、ホット専用ペットボトルだけ!

ペットボトル温灸術では、必ずホット専用のペットボトルを使用します。

中に入れるお湯の温度は70℃〜80℃が目安 です。

温度計がなくても大丈夫。ペットボトルの中に、水を3分の1、お湯を3分の2の割合で入れるとちょうどいい温度になります。

なお、お店で売っているホットのペットボトル飲料をそのまま使うときは、冷めないうちに手早く行うのがポイントです。

●大人は数回、子どもは1回、ペットボトルでツボを温めていく

このペットボトルを、ツボ付近に押し当てて体を温めていきます。

大人なら1回につき3~5秒。ペットボトルを当てて「アチッ!」と思ったら離します。これを3回〜5回程度繰り返してください。

子どもに行うときは、ツボ1か所につき1回のみ、時間は1秒 です。物足りないように感じるかもしれませんが、子どもはのぼせやすいためこれでじゅうぶん。ヤケドの恐れもあるので、手短に行いましょう。

●バキバキ肩こりには、4つのツボを温めよう!

肩こりに悩まされているとき、温めるべきツボは全部で以下の4つです。順番通りに刺激していくと、より高い効果を実感することができます。

●(1)合谷(ごうこく)

合谷は親指と人差し指の間にある、水かき部分 にあります。

ここをペットボトルの縁で刺激します。親指と人指し指の間にボトルを挟みこむようにするとよいでしょう。

●(2)千三里(てさんり)

ヒジを曲げたときに、横ジワができますね。その外側の端から手の方向に指3本ぶんのところにあるのが、“手三里”です。指で押すと非常に強い痛みが走る のですぐに分かるはず。

ここにペットボトルを押し当て、じんわりと温めてあげましょう。

●(3)肩井(けんせい)

首を前に倒し、出っ張った骨の真下と肩を結んだ真ん中。ここは“肩井”と呼ばれる肩こりのツボ です。

首まわりのデリケートな場所なので、くれぐれもギュッと押し当てないように注意しましょう。

●(4)風池(ふうち)

耳の後ろの出っぱっている骨から2~3cm首側、髪の生え際よりも少しだけ上 のところ。ここには“風池”というツボがあります。

こちらもボトルの縁をうまくつかって温めていきましょう。

●疲労回復に効くツボは3つ! じっくり温めるべし

疲労回復で温めるツボは全部で3つ。以下に紹介していきます。

●(1)関元(かんげん)

おへそから、指4本分下 にあるツボです。ここに数回ボトルを押し当て、しっかりと温めます。

●(2)仙骨(せんこつ)

お尻の真ん中あたり、尾てい骨の上の平らな逆三角形になっている部分が“仙骨”です。ここは美と健康にとって非常に重要なツボ 。深呼吸しながら温めていきましょう。

●(3)足三里(あしさんり)

膝のお皿の外側にあるくぼみから、指4本分下に降りたところにある”足三里”。体全体のバランスを整えるツボ です。しっかり温めてください。

寝る前のリラックスタイムに行えば、次の日の目覚めも快適ですよ!

●しつこい夜泣きにも効果的!

このペットボトル温灸、最大の特徴は“子どもに行ってもOK” なこと。温度や当て方をしっかり加減する必要はありますが、赤ちゃんに施術することもできるのです。

赤ちゃんといえば、困るのが夜泣き。あまりに続くとママやパパも参ってしまいますよね。

そんな夜泣きにも、ペットボトル温灸が効果的です。次のような順序で刺激していきましょう。

(1)まず、子どもの両肩にペットボトルを当てます。

(2)首の後ろの背骨が出っ張っている部分を温めます。

(3)肩甲骨の間を2~3か所あたためます。様子を見ながら、気持ちいいところを探してあげてください。

(4)最後に、おへそや足の裏を温めます。ペットボトル全体を使い、じんわりとやさしく刺激するのがポイントです。

背中や首の後ろを温める場合は、子どもを抱きしめながらやると安心します。

あまりの気持ちよさにフニャ〜っとなり、眠ってしまう子も多い ようですよ。

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いかがでしたか?

ペットボトル1本あれば簡単にできる“ペットボトル温灸術”。季節の変わり目、なんとなく体調がすぐれないときにはうってつけの回復法です。ぜひ一度、親子でためしてみてくださいね。

【参考文献】

・『安心のペットボトル温灸』若林理砂・著

●文/パピマミ編集部

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