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早い人は30代から!? 気付かぬうちに始まる「初期老眼」をセルフチェック

  • 2016.9.6

老眼の症状は、早い人では30代後半から出始め、40代になると大半の人に起こるといわれています。しかし、「老眼=おばあちゃんがなるもの」というイメージがあるため、症状が出ていても気づかずに放置している人も多いようです。

© leszekglasner - Fotolia.com

「遠近両用メガネ」や「老眼鏡」を使わずに長い間無理していると、疲れ目や頭痛、肩こりなどのトラブルが生じることがあるのだとか。さらには、眉間にシワが寄った”ブス顔”になる可能性も…。

サインに早めに気付いて対策できるよう、老眼の基礎知識を知っておきましょう。

■初期老眼をセルフチェック!

老眼とは、いずれは誰もがなる目の老化現象のこと。人間の目の中には「水晶体」という組織があり、遠くや近くにピントを合わせるカメラのレンズのような役割をしています。

近いところを見るときは、この水晶体が厚くなってピントを合わせるのですが、年を重ねると水晶体の弾力性が低下し、厚さを調節することができなくなってきます。つまり老眼とは、簡単に言えば、近くのものが見えづらくなることなのです。

日常生活の中でどのような変化を感じると、老眼の可能性があるのでしょうか。

次に挙げる症状は、老眼の典型的な症状だと言われています。「あるある」と感じたら、老眼が始まっている可能性が高いでしょう。

・新聞や本など、近くの細かい文字が読みにくい。少し顔から話すと見やすくなる

・夕方、または薄暗い場所ではものが見にくい

・遠くから近くにピントを合わせるのに時間がかかる

見えづらさを実感していなくても、パソコン作業や読書のあと、以前より目が疲れる、頭痛や肩こりがひどくなったなどの症状があれば、老眼が始まっている可能性があるそうです。

■自分に合うメガネをつくることが重要

上で挙げた症状を自覚している人は、本当に老眼なのか、ほかの目の病気か調べるために、まずは眼科を受診しましょう。

老眼だった場合は、眼科で検査をして処方箋をもらった上で、メガネ専門店で自分に合った老眼鏡や遠近両用メガネを作ってもらうことが大切です。検査を受けずに安価な市販の老眼鏡を買って使うと、かえって目の疲れや老眼の症状を悪化させることもあるそうです。

© Syda Productions - Fotolia.com

ちなみに老眼鏡とは、一般的に、老眼の人に合わせて、近くを見るために作られたメガネのことを指します。装着したまま遠くを見ると視界がぼやけるので、デスクワークや読書をするとき以外は外す必要があります。

一方、遠近両用メガネは、一枚のレンズに遠くを見るためのレンズと近くを見るためのレンズが入っているので、しょっちゅう着け外しをする必要がありません。

女性の場合、「この年で老眼用のメガネなんて恥ずかしい」と感じる人も多いと思いますが、最近では、周囲には遠近両用だとは気づかれにくいおしゃれなメガネが豊富。遠近両用のコンタクトレンズも販売されています。

遠近両用メガネ、遠近両用コンタクトレンズにもさまざまな種類があり、どんなものが自分に合うかはライフスタイルによっても異なります。シーンによって、メガネとコンタクトレンズを使い分けるのもひとつの手です。相談しやすい眼科とメガネ店を見つけて、自分に合ったメガネ、レンズを選びましょう。

(二条しおり)

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