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ママ友トラブル 避けるカギは「カモネギ感」と「嫉妬心」!?

  • 2016.9.5
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お子さまの成長に伴い、新しいママ友とのお付きあいがはじまった方も多いのではないでしょうか。ママ友といえば「トラブルのもと」として、よくテレビドラマや雑誌で取りあげられます。皆さまの周りには「困ったママ友」はいらっしゃいますか。

© milatas - Fotolia.com

ママ友は無理につくるものではありませんが、上手にお付きあいできれば、ともに育児に取りくむ同志的なつながりが得られ、何かと心強いものですよね。

私がいままでいただきましたカウンセリングのご相談のなかでも、育児関係ではママ友に関するものが多くあります。

■ママ友トラブルは子どもの就学後に起こることが多い!?

数年前までは公園デビューや幼稚園&保育園時代の、いわゆるお子さまの就学以前のご相談がほとんどでしたが、最近は減ってきたように感じています。

ママ友トラブルについてはネットでも話題に上がっていますし、「ママカースト」なる言葉とともにテレビドラマの題材にもなっています。摩擦を避けるコツを、それぞれが身につけていらっしゃるのでしょうね。

変わって最近は、子どもの個性や能力差が少しずつ顕著になってくる小学校や中学校のママ友トラブルのご相談が増えてきました。

こういうタイプの方は、愛情深く教育熱心で、子どものことをよく見ている、いわゆる「いいお母さん」がほとんどです。

しかし、子どもがほかの子に言われたこと、されたことをまるで自分自身がそうされたように感じ、よろこんだり悲しんだりし、それを母親同士の関係に持ちこむのです。

自分が小学校(または中学校)のクラスに在籍しているかのごとく、学校のことにとても詳しいのが特徴的。「○○くんがうちの息子によくキツイことを言うんだけど、息子のことが嫌いなのかしら?」と、その○○くんのママに訴えたり、ほかのママに悲しそうに遠回しの悪口を吹きこんだりします。

子どもの言動など成長に伴って変化していくものですし、理不尽なできごとがあったとしても、そのような関わりのなかで他人とどう接していくのかを学ぶもの。頭ではわかっていても、まだ精神的に母子分離ができていない方によく見られます。

お子さまの年齢に限らず、もし周りにいつも自分の子どもの話に持っていくママがいたら、少し距離をおいたほうがいいかもしれませんね。

■「重たさ」を感じる相手とは距離をおこう

このケースに限らず、ママ友とのトラブルを避けるポイントは、相手と接していて「カモネギ感」と「嫉妬心」が生じていないかを自身で確認することだと思います。

無意識のうちに、他人に心理的に依存する関係を求める人は、依存させてくれる相手をかぎあてる才能に長けています。たとえば、うわさ好きな人は自分の話をよく聞いてくれる相手を必要とするので、断ることが苦手そうな優しい人に接近します。まさに「カモがネギを背負ってやってきた(自分のニーズを満たせる人を見つけた!)」と感じるのです。

あなたが「カモ」=すなわち「相手のニーズに知らず知らずに合致してしまった相手」なら、初対面からすごく親切にされるので最初はいい人だなと思うでしょう。

しかし、会っていてなんとなく「重たさ」を感じてきたら、それは相手が自分の都合のいいように依存しはじめているサインです。早めにフェードアウトしたほうが賢明でしょう。本当に親切な人なら、あなたが何を求めているかにも気を配ってくれるので、重たさを感じさせることはありません。

「嫉妬心」は、抱いても抱かれても、いい関係は築きづらいでしょう。話をしていて「もしかしてこの人、自慢している?」という感情が芽生えたり、逆に、自分が何の気なしに話したことを「それ自慢?」と思われることもあります。

嫉妬はしてもされても、「目の前の相手をいまは受けいれがたい」と心の声が叫んでいるということです。近くにいればいるほど、お互いの精神衛生上良くないので、ほどよい距離を持ったほうがいいでしょう。

ママ友との関わりは、自身の子育てを見つめなおしたり、子どもの成長に気づかされたりするいい機会にもなります。トラブルはうまくすり抜けて、楽しい子育てライフを送りましょう。

(佐藤栄子)

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