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むっちり皮の個性派水餃子に女性ファンがたくさん。代々木上原「按田餃子」

  • 2016.9.3
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「按田餃子(あんだぎょうざ)」は、料理家の按田優子さんと写真家の鈴木陽介さんが開いたお店。ハトムギ入りの自家製の皮で包んだやさしい味わいの水餃子は、女性に大人気です。

どこかの国の市場食堂のような店内

代々木上原駅の東口からすぐ。なんとなく下町風情が漂う代々木上原駅前商店街に「按田餃子」はあります。

ガラスの引き戸を開けて店内に入ると、アジアのどこかの国の市場にある食堂のよう。カウンター6席、4人掛けテーブル1つが並び、女性一人でも入りやすい雰囲気です。

こちらのお店は、按田さんが自身のレシピ本で撮影を担当した鈴木さんと出版記念イベントを行い、そこで提供した水餃子が大好評だったことがはじまり。もともと鈴木さんが「こんな餃子店があったらいいな」と考えていたため、話はとんとんと進んだそうです。

旅先で出会った味を餃子の具として再現

餃子のメニューは、女性が気軽に食べられるように油を使わない低カロリーの水餃子のみ。美肌や血液浄化に効果が期待されるハトムギを入れた自家製の皮で包んでいます。

具は、鶏肉+香菜+きゅうり、豚肉+大根+ザーサイ、鶏肉+白菜+生姜、豚肉+カレー風味+人参の4種類。これらの具の味は、按田さんが旅先で食べておいしかった料理の味を再現したものだそうです。

どれもはじめて食べる水餃子の味ですが、むっちりした皮とそれぞれの具の味のバランスがよく、しっくりなじみます。野菜のシャキシャキ、ポリポリの食感や香辛料の独特な風味も新鮮で、2個目に箸がすっと伸びます。

ごはんメニューもオリジナルで個性たっぷり

「水餃子定食」は4種類の餃子各2個、豚そぼろ飯、海藻湯がつきます。海藻湯はとろろ昆布のスープ、豚そぼろ飯はハトムギ入りごはんの下に、ほろほろに茹でられた豚肉と豆鼓風味の醤油ダレが隠れていて、細かく切られた野菜の漬物と混ぜ合わせながら食べます。

こちらのお店は、ごはんメニューも個性的です。「ラゲーライス」はハトムギ入りごはんに八角で煮込んだ豚肉、老化防止や便秘解消を促すキクラゲ、貧血予防やむくみ解消にぴったりの金針菜(ユリの花の蕾)などを添えたもの。

味つけが醤油と塩だけなのは、調味料も含めてすべて質のよい食材を使用しているから。なるべく手を加えずに、食材がもっているおいしさをそのまま生かすようにしているそうです。

ほんのり香ばしいハトムギ入りごはんを噛みしめながら食べ進めると、キクラゲのぷりぷり、金針菜のしゃくしゃくの食感が楽しく、八角の風味も後を引きますよ。

印象的な味わいの飲みものもおすすめ

飲みものにも、按田さんが旅先で出会った味を再現したものがあります。「ターメリックレモネード」は内臓を温めるといわれるターメリックや生姜を入れた温かいレモネード。飲んでみるとパワフルな味で、体内が活性されるような気分になります。

「自家製コーラ」は昔、コーラの材料に使用されていたコーラ・ナッツという木の実やスパイスを配合して作ったもの。確かにコーラの味がして、一度好きになったら忘れられなくなりそうです。

「按田餃子」のメニューは、見た目がシンプルでどこにでもありそうだけれど、ここでしか楽しめない味ばかりです。どうぞお出かけください。

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