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「ぬるま湯」で「やさしく」が正解!大人ニキビを防ぐ洗顔法とは

  • 2016.9.2

気が付くとポツっとニキビができていた、なんて緊急事態!10代の頃の思春期ニキビに対し、20代以降のニキビは大人ニキビと呼ばれています。しかもその実体は、思春期ニキビとはまったく性質が異なるもの。

大人ニキビを防止するために、正しい洗顔を心がけましょう!

■思春期ニキビと大人ニキビの違い

思春期ニキビの原因としてあげられるのは、皮脂の過剰分泌です。皮脂が毛穴に詰まることによって、ニキビの原因となる「アクネ菌」などの雑菌が繁殖します。そのため、皮脂の分泌の多い鼻からおでこにかけてのTゾーンに多く見られるのが特徴です。

それに対し、大人ニキビは「ターンオーバー(肌の新陳代謝)」の低下によって、古い角質が毛穴にたまることが直接的な原因です。大人ニキビは皮脂の多いTゾーンよりも、頬やアゴや口の周りにできやすい特徴があります。

■ターンオーバーが乱れる原因

肌の細胞は表皮の底の「基底層」で作られ、徐々に表面に押し上げられ、28日~56日程度で自然にはがれ落ちます。ターンオーバーが乱れると、古くなった角質がはがれ落ちずに残ってしまい、大人ニキビの原因になるのです。

ターンオーバーの乱れは、ストレスや睡眠不足、ホルモンバランスの乱れ、栄養のかたよりなど、さまざまな原因によって起こります。なかでも特に注意したいのが、肌の乾燥。大人ニキビが頬や口の周りなどにできやすいのは、頬や口の周りが乾燥しやすい部位だからです。

■ゴシゴシ洗顔が肌の乾燥を招く!

皮脂汚れやメイクの汚れが毛穴をふさぎ、それによってニキビができると思っている人は少なくないでしょう。もちろん汚れが毛穴をふさぐことで雑菌が繁殖してしまうので、汚れはしっかりと落とす必要があります。

しかし、洗浄力の強い洗顔料でゴシゴシと洗ってしまうと、乾燥や外的刺激から肌を守っているバリア機能が低下し、肌の乾燥を招いてしまいます。

■大人ニキビを防止する洗顔法

肌の乾燥を防ぎ大人ニキビを防止するには、毎日の洗顔法がポイントとなります。

洗顔のし過ぎは「肌のバリア機能」をになっている皮脂膜を必要以上に洗い流してしまい、肌の乾燥を招きます。洗顔は朝と夜の1日2回が基本。洗浄力の高い洗顔フォームにも注意しましょう。

石けんで洗う前に必ずぬるま湯で予備洗いをし、手のひらで石けんをしっかりと泡立てて、やさしく洗うようにします。洗顔後はすぐに保湿ケアをしっかりと行いましょう。

■これだけはやめよう!NG洗顔法

お湯で洗顔すると気持ちがいいですが、お湯は皮脂膜を流しやすくします。洗顔は37~38度程度のぬるま湯で行いましょう。また、シャワーのお湯を顔に直接かけるのもNG。肌への刺激が強くなるため、お湯は手ですくって洗うようにしてください。

洗顔フォームは使い勝手が良いですが、しっかり流さないと乾燥肌の原因になります。流し不足は絶対にNG。洗顔フォームを使用した場合は、20回程度ぬるま湯で流すのが理想です。タオルでふくときにゴシゴシこするのもNG。やさしく押さえて水分をとるようにしましょう。

■大人ニキビ防止のポイントは保湿

ターンオーバーの低下は加齢によるものも否定できませんが、乾燥肌を防ぐ洗顔法で、ある程度防止できます。洗顔後の保湿ケアも重要なポイントなので覚えておきましょう。(harunatsu/ライター)

(ハウコレ編集部)

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