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「太らない砂糖」なんてあるの!? ガマンせず「美味しく糖質カットする」方法

  • 2016.8.31
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おうちで料理したり、お菓子作りを楽しむ方も多いと思いますが、甘みをつけるために砂糖を使うことに罪悪感はありませんか?

確かに白砂糖のとりすぎは血糖値を大きく上昇させ、身体に脂肪が溜めこまれやすくなり、太ることにもつながります。

しかし、世の中には砂糖以外にも料理に使える甘味料がたくさんあることをご存知ですか?

今回はその甘味料の中から、管理栄養士の筆者が選んだ“オススメ甘味料”を3つご紹介します。

 

(1)砂糖から作られる甘味料「パラチノース」

パラチノースは、砂糖に酵素を作用させて作られる甘味料です。構成している物質は砂糖と同じなのですが、物質の結合の場所が変わっています。蜂蜜の中にも含まれている物質で、自然界にも存在している甘味料です。

パラチノースの特徴は、カロリーは砂糖と変わらないのに血糖値の上昇が抑えられる、“低GI食品”であること。これによって肥満の防止につながります。

甘さも砂糖の約1/2と控えめなので、料理がスッキリとした甘味に仕上がります。

 

(2)飲むだけじゃもったいない「甘酒」

甘酒というと、飲むものというイメージですが、料理にも使えるんです! たとえば煮物や和え物、サラダのドレッシングなどに、砂糖の代わりとして活用できますよ。

甘酒は発酵食品なので、食べものの消化を助け、腸内環境を整えて身体を内側から綺麗にしてくれます。また麹菌の働きで、うま味を感じさせるアミノ酸を含んでいるので、料理に複雑な味わいを醸し出させてくれるのも嬉しいポイント。

素材の味が引き立つような満足感の高い味が出せますよ。

 

(3)独特のクセがない「ココナッツシュガー」

ココナッツシュガーは、ココナッツの花のつぼみから採れた液を煮詰めて乾燥させて作られる甘味料です。

100%天然のこの甘味料の良さは、砂糖の約1/3というGI値、つまりは血糖値を上げにくいという点。さらに、精製されていないので、ビタミンやミネラル、食物繊維を含んでいるので。

脂肪を燃焼させるための栄養素補給や、お腹の調子を整える作用が期待できますね。

ココナッツの香りが苦手という方にも、あのクセがなく、黒蜜に似たような味わいのあるココナッツシュガーはオススメの甘味料。液体のココナッツネクターも手に入りますので、使い分けもできます。

 

いかがだったでしょうか。

それぞれ砂糖にはない健康効果や太りにくさがあるのはもちろん、味わいや香りも異なります。自分なりの使い分けを楽しむのを目当てに、いろいろと取り揃えてみるのも良いかもしれませんね。

【筆者略歴】

※ 圓尾和紀 ・・・ 管理栄養士。総合病院勤務を経て予防医療を志し、独立。和食素晴らしさを伝える活動と、“不自然な食べもの”にあふれた環境で、定期的に身体をリセットする目的からファスティングを取り入れた生活の提案を行う。カラダヨロコブログ

【画像】

※ Kseniia Perminova / shutterstock

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