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ベビーカーでの外出時は要注意! 赤ちゃんの熱中症のサインとは

  • 2016.8.30
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残暑が厳しいとされる今年、まだまだ油断できないのが「熱中症」。熱中症は、大人だけでなく子どもにも注意が必要です。

とくにベビーカーの赤ちゃんは、地面からの距離が大人よりも低いために高温になりやすく、熱中症のリスクが高くなります。

© chihana - Fotolia.com

赤ちゃんは、自分の状態を言葉で伝えることもできませんから、ママがきちんと気をつけてあげたいですね。

■ベビーカーの中は意外と高温!

うだるような暑さの屋外。強烈な日差しはもちろんですが、ベビーカーでの外出時に気をつけなければいけないのが「道路からの照り返し」です。

道路から近い位置にいるベビーカーの赤ちゃんは、アスファルトやコンクリートの放射熱で、実は気温よりも高い位置にさらされていることに。一般的には、ベビーカーの中は外気温よりも5℃程度高くなっているといわれています。

赤ちゃんや小さい子どもは、大人に比べて体力的に弱く、体温調整機能も未発達。発汗が上手にできず、体に熱がこもって熱中症になりやすいのです。赤ちゃんを熱中症から守るために、ベビーカーでのお出かけの際には十分に注意が必要です。

■こんな症状が出たら要注意! 赤ちゃんの熱中症のサインとは

まだ自分の体調の変化を言葉で伝えることができない赤ちゃんのために、ママが様子をこまめにチェックしてあげましょう。

熱中症に早く気付くためには、子どものサインを見逃さないことが大切です。次のような症状が出ていたら、すぐに水分補給などのケアをしましょう。

・動きが少なく元気がない

・顔色が悪い(赤い、または青ざめる)

・暑いのに汗をかいていない

・おしっこの量や回数が少ない

・目がトロンとしている

・おしゃべりが少なくなる

・フラフラしている

■ベビーカーでの熱中症を防ぐコツとは

熱中症予防でまず大切なのは水分補給です。ベビー用のイオン飲料などを活用し、こまめに水分と塩分を補給するようにしましょう。暑い時期は、外出前にあらかじめ水分をとっておくのがおすすめです。

また、ベビーカーのシートの高さが調節可能なら、できるだけ高くしておきます。背面シートやほろの部分なども、メッシュ素材のものを使うなどして通気性をよくしておきましょう。

紫外線対策用のベビーカーカバーは、黒っぽい色を選ぶと、紫外線はカットできても熱は吸収してしまうことになります。冷却材を使ったり通気性に気を配ったりしながら、できるだけ熱がこもらないよう工夫が必要です。

なお、雨の日に便利なビニール素材のレインカバーは、非常に熱がこもりやすいので注意しましょう。

子どもの服は体を締め付けないものを選び、帽子で日差し対策を。ベビーカーにのせたままにせず、30分~1時間に1回は日陰で休憩をとり、赤ちゃんを抱き上げて様子をチェックするようにしてくださいね。

(加藤朋実)

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