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お子さんは朝ちゃんと起きられている? 子どもの夏バテを防ぐコツ

  • 2016.8.29
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厳しい残暑に夏バテ気味になっている人も多いかもしれません。じつは夏バテは、大人だけでなく、子どもも起こしやすいといわれています。元気に遊んでいたと思っても急に体調が悪くなることもあるので注意が必要です。

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■子どもの夏バテの症状とは?

「なんとなくだるい」「食欲がない」などの症状があらわれる夏バテ。子どもに多い夏バテの症状には、下記のようなものがあります。

・朝なかなか起きられない

・イライラしやすくなる

・無気力

・食事を残す(とくに夕ごはん)

・エアコンや扇風機の前でぐったりとしている

・頭痛や吐き気がある

・微熱がある

大人とはちがい、子どもは体調が悪くても自分でうまく説明できません。「ちょっと元気がないかも…」と思ったら、夏バテの症状が出ていないかチェックしてあげましょう。

■子どもの夏バテを防ぐには?

成長過程にある子どもは、体温の調節機能が未熟で、熱が体内にこもりやすいと言われています。エアコンのきいた室内にばかりいて汗をかかずにいると、体にたまった熱を放出しにくくなってしまうそう。

エアコンの設定温度は低くしすぎないよう注意。夏でも無理のない範囲で外に出て、汗をかく環境をつくってあげましょう。ぬるめのお風呂にゆっくり入るのもよいですね。

また、暑いからといって、ご飯を食べずにジュースやアイスばかりはNGです。冷たい飲み物をとりすぎると、胃腸の働きが弱って食欲低下につながります。バランスよく食事をとり、運動時にはスポーツドリンクを活用するなど上手に水分補給を行いましょう。

外出時には、暑い屋外と冷えた室内の温度差に体がバランスを崩し、夏バテの原因になることがあります。外出先での冷房対策に、薄手の上着を用意するといいですよ。

■子どもが夏バテになってしまったら?

「子どもが夏バテかも?」と思ったら、まずはゆっくり体を休ませてあげましょう。食事で対策するならビタミンB群を含むものを。豚肉やマグロ、納豆、トマトなどを食事に取りいれてみてください。

食欲がなくてあまりごはんが食べられない、というときにはフルーツを。疲労回復を助けるクエン酸を含む、キウイやグレープフルーツなどがおすすめです。フルーツを絞ってフレッシュジュースにしてあげてもよいですね。

また、夏バテ回復には十分なミネラルも必要です。海藻などを積極的にとり、電解質バランスを考えたスポーツ飲料などをうまく利用してください。料理に使うだしも、インスタントでなく昆布や煮干しからとれば、ミネラル補給に役立ちます。

子どもの場合、たとえ夏バテ気味でも、遊びに夢中になってしまって気づくのが遅れることも。普段の様子にしっかり気を配って、元気に夏を過ごさせてあげたいですね。

(かとうともみ)

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