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親がしてあげられることは? 不登校になりやすい子どものタイプ

  • 2016.8.27

不登校になった子どもの性格や行動から、不登校になりやすい子どものタイプがあることがわかりました。当てはまることがあったら、子どもの特徴や傾向を理解して、良いところを伸ばしてあげるといいでしょう。

© milatas - Fotolia.com

■不登校になりやすい子どものタイプとは

ある日突然、学校に行けなくなる子どもが増えています。じつは、私の子どももそうでした。お友だちとも仲良くし、いじめもありませんでした。

感受性が強い、プライドが高い、気が弱い、これらは、不登校になりやすい子どものタイプだそうです。以前にも書きましたが、我が子は少し神経質なところがあり、学校の行事やイベントなどがあると、腹痛を起こすことがよくありました。

■友だちが多いように見えることも

次のような性格が合わさると、さらに不登校になりやすいと言われています。

1.完璧主義で融通がきかない

言われたことを言葉通りにとらえる傾向があり、自分も他人も規範やルールを守らなくては気がすまない。なにごともきちんとしなければ許せない性格で、極端な考え方を持っているケースが多いようです。

2.いわゆる良い子

人からの期待や空気を敏感に感じとるため、自分の感情を表に出さず、気持ちを抑圧してしまう傾向があるようです。

3.明るく、リーダー的存在

親の期待に応えよう、自慢の子どもになろう、心配をかけないようにしようとして明るくふるまいます。そのため、実力以上にがんばりすぎてしまうことが多いといわれています。

感受性が強く、相手の気持ちをくみとることができるので、相手を優先して自分の言いたいことをがまんしまうことも多いとか。敵をつくらないため、友だちが多いように見えるそうです。

■良いところを伸ばす

いま挙げたお子さんに共通するのは、感受性が強いということです。相手の気持ちを思いやれる優しい子ともいえます。

なかには、文章や絵などが飛びぬけて上手な子どももいます。そうした良いところをほめて、伸ばしてあげましょう。自分を表現できる場は、苦しいときやストレスを抱えたときの逃げ道になります。

良いところが伸びると自信がつきます。自信がつけば自己肯定感が高まって、気持ちが安定します。そして人の言うことを気にせず、安心して自分らしさを出せるようになるのだそうです。

不登校になる子どもは、「自分の気持ちを誰にも理解されていない」と感じているといいます。親からほめてもらうことで、自信がつくと同時に「認められている、理解されている」と気持ちの変化も出てくることでしょう。

私の子どもは、不登校で外との接触が極端に少ないとき、ネットでの交友関係があることを話してくれたことがありました。

そのときに「ネットばかりやって!」と責めずに、「ネットで人とコミュニケーションを取れるのはいいことだね」とほめたところ、それがきっかけとなり、会話が増えました。

もし不登校になりやすいタイプと性格にお子さんがあてはまったとしても、悲観せず、良いところを伸ばしてあげるといいでしょう。その子が自分らしく自信を持って生きていけるようにサポートしてあげることが、親の役目なのかもしれません。

(参照)

・不登校SOS-原因不明の不登校解決法

・不登校専門外来

(角舘有理)

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